一般的に
●皮膚をこわしてしまう
●皮膚から浸透して細胞を傷める
など なかなか良くないイメージの成分のひとつですが、
実は界面活性剤にも沢山の種類と性質があり、全ての界面活性剤が危険というのは少し間違った情報です
界面活性剤は大きく分けると
●イオン性界面活性剤
●非イオン界面活性剤
この2パターンに分かれます
違いは、成分中に
電子をもつか 電子をもたないかです
例えば
柔軟剤に使われることが多いのは“陽イオン界面活性剤”
(この界面活性剤は+の静電気を帯び、柔軟作用や殺菌作用をもちます)
シャンプーに多く使われている界面活性剤は “陰イオン界面活性剤”
(この界面活性剤は−の静電気を帯び、高い洗浄能力をもちます)
リンス コンディショナーには陽イオン界面活性剤
(柔軟剤と同じ+の静電気を帯び、柔軟作用や殺菌力をもちます)
図にある“両性界面活性剤”は、どちらの電子ももつ為、一方のパワーを強めたり弱めたりの調整剤として使われることが多いですリンス コンディショナー後に
なめらかな手触りになるのは、
シャンプーに配合されている“陰イオン界面活性剤”がマイナスの静電気を帯びている為
①シャンプー後は髪にマイナス電子がたまった状態→②リンスに配合されているプラスの静電気を帯びた“陽イオン界面活性剤”を与えることでマイナスに傾いた髪がプラスに中和され、なめらかな手触りに戻るように作られています。
このように必要とされる性質により
界面活性剤の種類も分かれます

基礎化粧品に使われる界面活性剤は“非イオン界面活性剤” が殆どで
この成分はプラスの電子もマイナスの電子ももたない性質で、
“洗浄”ではなく“乳化”のために配合されていることが多いです
そして界面活性剤でも
“合成界面活性剤”を配合している商品が多く
例えば
トリイソステアリン酸PEG-グリセリル20 という合成界面活性剤は、皮膚を透過するほど小さい分子量ではないので、
皮膚から浸透して細胞にダメージを与えるような心配もあまりないと言われています
よく聞く界面活性剤の怖い話では
界面活性剤がタンパク質を変質させるというのが有名ですが、
その理由が上記の電子をもつもの 電子をもたないもの2パターンの界面活性剤の違いに大きく影響しています!
イオン性界面活性剤は
タンパク質に対して静電気や電子の影響を与え、そのタンパク質が本来もつ+−電子のバランスを崩してしまうことが原因でタンパク質変性を起こすことがあります
ただ、配合の濃度や成分の合わせ方によっては、髪や肌全てのタンパク質を変性させてしまうということではないので
性質=危険という意味ではありません
一言に界面活性剤といっても、私達の身近な食品や生活用品にも沢山使われている成分なので
何がどう危険なのか??
がわかれば、こういった化学成分へのイメージも変わってきますね


