SDIの「仕事の話はおいといて。」 -55ページ目

落ち目の時ほど、変な方向に向かうよね。

悲しい現実。

かつては羽振りの良かった人。商売がうまく行かなくなって手を出すのがだいたい詐欺だったり…
昔からドラマ何かでよくあるシチュエーションですね。

私の周りでもよくあります。

本業っていいますか、本来の取り組みと違う部分に手を伸ばしたりすることが多いですね。
隣の芝は青いって感じるのでしょうか?
それとも専門分野ですら勝てない人が、専門外に飛び出して勝ち目があると考えるほど錯乱しているのでしょうか?

また、すごく質の悪いビジネスにのっかったり
ねずみ講とまではいかなくても、マルチ商法だったり不特定多数からの出資を募るものだったりっていうのに手を出す人も多いですね。そういう人は、ビジネスと関係のない話をしている時に、無理矢理自分のビジネスのほうに話をもっていこうとする素振りが見えたりして気分が悪いもんです。

今ではfacebook、かつてはmixiなんかでもよく見かけます。
迷惑メールで送られてくるならまだしも、知り合いのブログなんかで「こんな商売ほかにない!」とか「誰にも教えないでね」みたいな誘い文句を見つけたら、あまりにもかわいそうになって…
いっそのこと介錯人をかって出てあげようかと思います。

あ、誰がどうって話ではありません。
私はそのようになりたくないものだ、という確認のお話です。

inputはfacebook、outputは人間関係、な話

誰彼かまわず「いいね」
内容も不問で「いいね」

facebookの機能にフィードバックというモノがあります。
不具合なんかを報告したりして、機能の改善なんかに利用するものです。
私はことあるごとにフィードバックに投稿します。もちろんカチ無視されますけどw
その中の提案に「いいね」ではなく、「よくないね」ボタンの設置があります。
これ、ホントに設置する必要があると思います。

日本人は特に人とのつながりを大切にします。
しかし近年はつながっていることを大切にするあまり(といいますか、つながりを勘違いして受け取ることで)、その表面ばかりを追い求め、反面内容はどんどん希薄になっています。
面識のない人に友達申請して表面上の友達の数を増やすというのがその最たる例ですね。

で、facebookの話。

知り合いの中にも、人の投稿をくまなくチェックして片っ端から「いいね」を押す方がいます。
もちろんその人に悪気はないです。しかしこの状況、よく考えると怖いですね。
本人にそれとなく聞いてみると、どうやら「みたよ」の痕跡を残さないと相手との関係に障害が出るような錯覚を感じているようです。
でも、機能としては「いいね」ボタンしかありません。
だから仕方なく押すわけです。
「家族同然のペットが遠くに旅立ちました」「いいね!」
「携帯なくして困っています」「いいね!」
コレってどうなんですかねぇ?

私は投稿の内容に共感して、おおよそ万人が「いいね」と言える場合には「いいね」を押します。
内容的に良いとはいえない場合は「良くないね」というコメントを残します。
困ったり落ち込んだりしている場合は直接メッセージを送ります。
ですので、時間的にも労力的にもそれほど多くの人にレスポンスできるわけではありません。
それでいいと思います。

別の知り合いに聞かれたことがあります。
「facebookに書き込みしたら、何人くらいにいいね押してもらえる?」と。
私がだいたいの数を答えたら「少な!」っと一笑されました。
それでいいと思います。

SNSなんて、所詮はツールのひとつ。
人それぞれの使い方があります。
人とのつながり方もそれぞれ。
でも、その中身は少し考えてみましょうよ。ね。

デザインって言えば済むと思ってるだろ。

例)
消去するボタンはマウスのポインタが重ならないと出ません。
ディレクターさんは言います。「デザイン的に…」と。
でもそうじゃないことは明らかですよね。
技術的には最初から見えているほうが楽に作れるんです。
別にそれほどデザインを崩すようなものでもありません。
それを意匠の部分で押し切って別の問題をもみ消すのはどうでしょう?

何のことって?

バナーなんかは、表示(もしくはクリックの)回数を減らしてしまったら掲載料としての収入が減りますので、消去ボタンなんて見せたくないんです。コレだけの話。
デザインのせいにしないでください。

見えると都合が良くないけど、ないとまずいものの設置の仕方です。

SNSなどで表示される広告は、運営会社にとっては大事な収入源です。
たくさん載せたいし、いっぱい見てほしい。
でも、ユーザーの意向に添って表示されないようにする必要もあります。
もちろん無料で使用する場合は完全に消去って分けには行きませんが、見え方を変えることはできたりします。
また広告の効果としても、ユーザーの趣味に合わせて表示したほうが、見てもらえる可能性が上がって効果も出やすくなります。

で、表示するジャンルをある程度絞ったりできる機能を設けるわけです。
細かい所まで気を配る人は、使用料を払ってでも広告を非表示にしますが、問題は、そういうところに気がつかない人です。
何でもクリックして、とりあえず見てみる。
出会い系だったり、性的描写が含まれるものであったり、無料を売りにしているアプリやゲームだったり。
で、そういう人に限って、不適切な内容や商品の広告になびいてしまう。
もしくは見えないように埋め込まれている本来の目的にのせられてしまう。

オモウツボですよね。

だから、表示さえしてしまえば成り立つんです。
だから、消したくないんです。
だから、言い訳にデザインが使われるんです。

あなたはどちらですか?
のせられるほうですか?

ブライダルフォトって面白い。

本業ではないんですけど…
こういうと語弊がありますが。

私はコマーシャルフォトや、ヘアサロンなどの美容系が中心で活動していますので
ブライダル専門の方に比べると、どうしてもサブ的に見えてしまいます。

それはさておき、なぜ面白いって?

モデルさんのお話を聞いていると
「こないだの撮影のカメラマン、最悪だったの」
とか
「この写真撮ったカメラマン、紹介して~。今度お願いしたいし。」
ってことがあったりします。

コレ、よく考えると
撮影自体は何度もある。今後も撮影に臨む。
というのが話の大前提なんですね。

見方によっては、モデルさん側としては、いい写真を撮ってくれるカメラマンと出会うチャンス、撮影する側からすれば、いいお仕事をいただくチャンスが交錯している訳なんですが。

対してブライダルフォトは?

一般の方は、カメラマンを指定することは希でしょう。
取り直しもできませんし、結婚式を何回もする人も、そうそういるとは思えません。

ってことで、結婚するお二人からすれば、運頼みみたいなところがあるのではないでしょうか?

幸い、私は持ち込み撮影や個人的な撮影依頼を受けることも多く、
その人たちにとっては
「こいつに任せるから、まあ大丈夫だろう。」
的な感じになっているようです。
腕はともかく、勝手知ったる仲だし…的な要素も含めw

私が面白いと感じたのは、いままでの撮影を振り返ってみて。

ブライダルプランナーさんからは、撮影前に
「細かい要望の多いお二人です」「神経質な部分があります」「気分を害すると泣きます」「打ち合わせ時点からクレームが何度も出ています」
というような脅しをしょっちゅう受ける訳です。

しかし、お開きの時点でお二人から
「次回もお願いしたいです。結婚に次回はないけど…w」とか
「記念日なんかに個人的に撮影をお願いしたいです」とか言ってもらえると
プランナーさんはキョトンなわけです。
「どんな対応したんですか?」みたいな。
私はいつも通りのスタンスでのぞんでいます。
「別にオバケを撮る訳じゃないので、普段通りですよ。」と言った感じ。

ただ、心がけているのは、
要所要所で撮影した画像を見せてあげて、必要最低限よりは少し多めにお話をして、
言葉に出てこない要望なんかを汲み取る訳です。
写真が嫌いな人、スタイルを気にする人、写真写りを気にする人、美意識の高い人、自信過剰な人w
いろんな方がいらっしゃる訳ですが、希望要望さえ聞き出すことができれば、あとは経験と技術を総動員すれば、どんなタイプの方でも得意分野に引っ張りこめると思います。

で、最終的に「写真は満足しています」的な意見をもらえれば、面白くなるんです。

声がかかるかかからないか。

コンパに呼ばれるかどうかではありません。

お仕事のお話です。

要望があっても誰に依頼するかはその人次第。
価格だけで判断する人もいれば、クオリティを求めて依頼先を決める人もいます。
普段から付き合いがあるから、てこともあります。

私のお仕事の一部には、結婚式場の撮影もあります。
季節的に人が入れ替わったり、前任者がワケアリだったりするときには、
一応いろんなクライアントから声がかかります。
条件面で毎回お断りしているところもあれば。機会があれば是非、ということもあります。
ありがたいお話です。

反面、雑誌関係のお仕事はめっきり減っています。
元々雑誌関係なのに…w

出版社の中には、モデルさんやカメラマンを抱え込もうと考えているところもあり、
他社の仕事を受けている場合は仕事を振らないなんて話もあります。
あからさまですが、仕方ありません。

私は特にドコにも属していませんが、
それも善し悪しなんでしょうね。

私を囲い込まない社が、そのことを残念に思うくらい
他でレベルの高い仕事をやっていけるように頑張ろうと思います。