サスティナブルなビズ(SDGsを考える)

サスティナブルなビズ(SDGsを考える)

SDGsという社会的な問題に対してビジネスはどう対応していくのかを勉強しながら理解していきます。

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企業がSDGsに取り組む指針を取り纏めたものが

SDGコンパスです。
 
この#1では、まずは前説のグランドデザインについて
 
以降
#2 STEP.1 SDGsを理解する
#3 STEP.2 優先課題を決定する
#4 STEP.3 目標を設定する
#5 STEP.4 経営へ統合する
#6 STEP.5 報告とコミュニケーションを行う
 
の5つのステップについて読み解いていくことにします。
(乞うご期待)
 

SDGコンパス

とは何かとタイトルに記載したのですが

この答えはSSDGコンパスに記載されています。

 

自分でまとめようと思って書き始めたのですが

SDGコンパスを作った人たちは

この通りにすれば良いのだよというところまで

記載しているので自分で解読しなくても良いようです。

 

そのため、SDGコンパスの通り進んでポイントだけを見ていきます。

 

まずは表紙から

タイトルの下の副題があります。

 

SDGs の企業行動指針 

—SDGs を企業はどう活用するか—

 

その下にあまり見かけた事がないアイコンが3つあります。

作成と書かれた下に

 

GRI

 

United Nations Global Compact

 

wbcsd

と3つの記載が見えます。


サイトを検索するとGoogle先生が直訳してくれました。
先生はアメリカ人で完璧な日本語訳を期待すると申し訳ないので

それなりに理解できれば良いという気持ちで読んでみます。
 

GRI(Global Reporting Initiative)

は、

企業や他の組織がその影響を伝えるためのグローバルな共通言語(※1)を提供することにより、

その影響に対する責任を負うことを支援する独立した国際組織です。

私たちは、サステナビリティ報告のために

世界で最も広く使用されている基準である

GRI基準を提供します。

GRI事務局はオランダのアムステルダムに本社を置き、

7つの地域ハブのネットワークを持っており、

世界中の組織や利害関係者をサポートできるようにしています。 

※1 Google先生の翻訳で共通言語と訳されましたが、国際基準と思えます。

 

持続可能な世界のための触媒

私たちは、企業、投資家、政策立案者、市民社会、労働組織、その他の専門家と協力して、

GRI基準を策定し、世界中の組織によるそれらの使用を促進しています。

100か国以上に数千人の記者がいるこの基準は、持続可能性報告の実践を推進し、

組織とその利害関係者が行動を起こし、

すべての人に経済的、環境的、社会的利益をもたらす

より良い意思決定を行えるようにしています。 

 

GRI標準日本語訳

 

GRIと連携をしている特定非営利法人サステナビリティ日本フォーラム

 

United Nations Global Compact

国連グローバル・コンパクト(UNGC)は

国連と民間(企業・団体)が手を結び

健全なグローバル社会を築くための

世界最大のサステナビリティ イニシアチブです。

各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを

発揮することによって

社会の良き一員として行動し

持続可能な成長を実現するための自発的な取り組みです。

 

UNGCに署名する企業・団体は

人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応

そして腐敗の防止に関わる10の原則に賛同する

企業トップ自らのコミットメントのもとに

その実現に向けて努力を継続しています。

 

 

wbcsd

World 

Business 

Council for 

Sustainable 

Development

wbcsd(持続可能な開発のための世界経済人会議)

以下、説明はGoogle翻訳によるため、少し意味不明ですが

雰囲気を読み取ってください。

 

WBCSDは、ネットゼロ、ネイチャーポジティブ

そしてより公平な未来に必要な

システム変革を加速するために共同で取り組んでいる

世界をリードする200を超える

持続可能なビジネスの最高のグローバルな

CEO主導のコミュニティです。

私たちは、ビジネスやその他の場所の幹部や

持続可能性のリーダーを関与させ

統合された気候、自然、不平等の持続可能性の

課題に取り組む際に現在直面している

障害や機会に関する実践的な洞察を

共有することによってこれを行います。

これらの洞察から「ハウツー」CEOガイドを

共同開発することによって

標準やプロトコルを含む科学に基づいた

ターゲットガイダンスを提供すること

 

また、持続可能性の主要企業が

セクターや地理的地域全体の

気候、自然、不平等の課題に

取り組むための統合された行動を

推進するのに役立つツールと

プラットフォームを開発すること

 

当社の会員企業は

すべての事業部門と

すべての主要経済国から来ており

合計で8.5兆米ドルを超える収益と

1,900万人の従業員を擁しています。

約70の国内ビジネス評議会の

グローバルネットワークにより

メンバーは世界中で比類のない

リーチを得ることができます。

1995年以来、WBCSDは、バリューチェーンに沿って

またバリューチェーン全体でメンバー企業と協力して

最も困難な持続可能性の問題に影響力のある

ビジネスソリューションを提供するという

独自の立場にあります。

一緒になって

私たちは持続可能性のための

ビジネスの第一人者であり

世紀半ばまでに

惑星の境界内で90億人以上の人々が

健康に暮らせる世界を作るという

私たちのビジョンによって団結しています。

 

 

上記3つの団体で取りまとめた企業がSDGsに取り組むための指針として作成されたものです。

 

下記のように

SDGコンパス

を説明している

 

地球は、経済、社会および環境の面で

大きな課題に直面している。 

こうした課題に対処するため

「持続可能な開発目標(SDGs)」は、

2030年に向けて世界的な優先課題および

世界のあるべき姿を明らかにしている。

極度の貧困を根絶し、 

世界を持続可能な軌道に乗せるための

先例のない機会を提供するものである。 

世界の各国政府は、すでにこの目標に合意している。 

今こそ企業が行動を起こす時である。 

本SDG Compassは、

各企業の事業にSDGsが

もたらす影響を解説するとともに

持続可能性を

企業の戦略の中心に据えるためのツールと知識を

提供するものである。

 

 持続可能な開発目標(SDGs)

 
次に概要説明として

SDGs は、なぜ企業にとって重要か

が説明されている

 

SDGs(持続可能な開発目標 ) は

2030 年に向けた持続可能な開発に関する

地球規模の優先課題や世界のあるべき姿を

明らかにし

一連の共通の目標やターゲットを軸に

地球規模の取組みを動員しようとするものである。

SDGs は、地球の限界を超えない範囲に収まるよう

貧困を終わらせ、

誰もが尊厳があり平等に機会が

得られるような人生

を送ることができるよう

政府、企業および市民社会に対して

全世界的な行動を要請している。

 

SDGs は

持続可能な開発に向け

世界で最も重大な課題に

取り組むために必要な

解決策や技術を

企業が主導して

開発し適用する

そういう機会を

提供している。

SDGs は、

貧困や健康、教育、気候変動、環境劣化など

企業にとって関連のある広範な課題を扱うので

企業戦略 

を地球的優先課題に

つなげることに役立つ。

 

企業は、

その 

戦略、ゴール、活動

などを

立案し、運用し、周知し、報告 

する上で、

それら全体を包括する

フレームワーク

として、 

SDGs 

を利用することができ、

以下のような多様な

メリッ ト

を受けることができる。

 

将来のビジネスチャンスの見極め

 

SDGsは

地球規模の公的ないしは民間の投資の流れを

SDGs が代表する課題の方向に

転換することを狙いと 

している。

そうすることにより

革新的なソリューションや

抜本的な変革を

進めていくことのできる

企業のために

成長する市場を明確にしている。

 

企業の持続可能性に関わる価値の向上 

企業の持続可能性のための

理論的根拠は

すでに十分に確立されているが

( 環境コストなどの ) 

外部性が益々内部化されるに伴い

SDGs は、

たとえば、企業が資源

をさらに効率的に利用し、

あるいは、より持続可能な

代替策に転換するような

経済的なインセンティブを強化する

 

ステークホルダーとの関係の強化、 

新たな政策展開との同調 

 

SDGs は、

国際、国家、地域レベルで

ステークホルダー 

の期待と将来の政策の方向性を反映している。

SDGs と

経営上の優先課題を統合させる企業は、

顧客、従業員 その他のステークホルダー

との協働を強化できる一方、 

統合させない企業は、

法的あるいはレピュテーションに

関するリスクに益々さらされるようになる。

 

社会と市場の安定化 

社会が機能しなければ、

企業は成功できない。

SDGs の達成に投資することは

ルールに基づく市場、透明な 金融システム、腐敗がなく、

良くガバナンスされた組織など、

ビジネスの成功に必要な柱を支援することになる。

 

共通言語の使用と目的の共有 

SDGs は、共通の行動や言語の枠組み

を提供することにより

企業が、その影響やパフォーマンスについて、 

より一貫して、そして、より効果的に、

ステークホルダー 

と意見交換を行うことを支援する。

SDGs は、

世界の 最も緊急な社会的課題に

取り組むために

相互に協力できるパートナーを結びつける。

 

上記の4つのメリットについて語っている。

 

そもそも企業(会社)とは

社会性

公共性

公益性

に対する責任を保つために与えられた

法人格(※2)を有しており

同じ目的を持つ人々が集まり

その目的を達成するために活動するものである

 

※2 

法人格とは

簡単に言えば

法律によって与えられた人格

 

殆どの人は、社会性、公共性、公益性などが会社の存在意義だとは

考えていないと思いますが、多くの方々が

社会性、公共性、公益性について考えてもらえれば

企業に対するSDGsの必要性がわかると思います。

 

企業人の方は社会に対し価値をもたらす姿勢で臨んで頂ければと思う次第です。

 

本題の

SDG Compass 

とは何か

 

SDG Compass の目的は、

企業が

いかにして SDGs を経営戦略と整合させ

SDGs への貢献を測定し管理して

いくかに関し、指針を提供することにある。

 

企業が中核的事業戦略において持続可能性を確保する上で

どのあたりに位置しているかを勘案し

その戦略の方向を決定し

調整していくために、

5つのステップを提供している。

 

この5ステップを実施する前提条件として

関連する法令を遵守

最小限の国際標準を尊重

優先課題として、基本的人権の侵害に対処する責任

を認識する

 

指針は、企業レベルで使用されるものとして

作成されているが、

必要に応じ、

個々の製品や拠点、部門 レベル、

さらには特定の地域レベルにおいても適用できる。

 

SDG 5つのステップ

 

 

次回は

 

STEP.1    SDGsを理解する

     第一ステップは、企業がSDGsに関し十分に理解することを支援するものである。

 

について読み解いていきます。