「塩もいろいろ」シリーズ 第1回(?)

ここのところ浅漬けだの、ぬか漬けだのと
所帯じみた趣味に走っているワタクシではありますが
そのきっかけは
こういうチョット良い「塩」が手に入ったことだったりする。


『坐花酔月』 ~酒と肴と時々散歩~ -海人の藻塩


「海人の藻塩」(製造元:穂刈物産株式会社)


「藻塩焼き」といえば
遡れば弥生時代以来の古式ゆかしい製塩法。

万葉集にも古今集にも百人一首にも出てくる塩。


来ぬ人を まつほの浦の夕凪に 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
権中納言定家


待てども来ない人を待ち続けて、あの松帆の浦の夕凪の海辺で焼く藻塩のように、

わが身を焦がして切ない日々をおくっているのです。
藤原定家


そういう昔ながらの製法が近年復活したらしい。


これがまたちょっと良いネタの「天ぷら」とかに使うと美味いんだ。


でも自宅では「天ぷら」なんてめったにやらやらないし
こういう良い塩を有効利用する方法はないかと

身を焦がしつつ(嘘)

ずっと考えていた。


そんなときにたまたま
この塩を浅漬けとか
ぬか漬けとか
日常的な食べ物に使ったらどうなるんだろう?
ということをふと思いついたのである。


当然、コストは割高だが
デッドストックしたままでダメにするよりはましである。


もちろん、仕上がりは最高。

特に浅漬けが。


ぬか漬けに関してはまだまだ修行が足りない。


今後、ますます精進する所存です。


他にも我が家の食品棚には
いろいろなところに行ったついでに購入した
そういうたぐいの塩がたくさんあるので
この話は続きます。