全国高校ラグビー大会の準決勝が行われました
桐蔭学園 25-0 大阪桐蔭
(神奈川) (大阪第2)
序盤、大阪桐蔭がFWの圧力で桐蔭を圧倒しかけていましたが、桐蔭は冷静に自分たちのラグビーに徹して、前半5分過ぎから徐々に前に出るようになりました。
前半7分、大阪桐蔭陣内深くまで桐蔭が攻めて、ゴールライン際ラックから桐蔭③前田選手がトライ桐蔭先制
さらに前半10分桐蔭⑮吉田選手のペナルティーゴールで10-0とリードします。
その後はほぼ大阪桐蔭陣内で桐蔭が攻めて大阪桐蔭が守る時間帯が続きます。大阪桐蔭ディフェンスの意地も素晴らしかったです
後半はじめは大阪桐蔭が桐蔭陣内深くまで攻めますが、トライまでは取り切れず、後半11分、桐蔭⑪古賀選手が左サイドを駆けあがり22mライン手前でキックし自らトライ
その後も大阪桐蔭のアタックの時間もありましたが、桐蔭ディフェンスが堅かったです
後半19分、桐蔭⑮吉田選手がディフェンスの間を抜けて突破し、⑨渡邊選手がトライ
最後は桐蔭⑮吉田選手がペナルティーゴールを決めて勝負あり
ノーサイドの瞬間、後半22分に交代してベンチに下がっていた大阪桐蔭キャプテン⑬林選手が、うずくまったり膝をつくチームメイトに「最後まで!最後まで!」と声をかけていました
佐賀工業 28-50 東福岡
(佐賀) (福岡)
東福岡がボールをどんどん動かして攻め、前半3分⑬村上選手のトライで先制
佐賀工業も積極的に攻めて7分⑨井上選手のペナルティーゴール、10分⑩服部選手のドロップゴールで逆転します
前半12分すぐに東福岡⑫神選手のトライで逆転
16分、佐賀工業⑨井上選手がペナルティーゴールを決めますが、20分東福岡⑨利守選手、26分東福岡⑪西浦選手のトライを決めて、9-24で折り返し。
後半はさらに東福岡がどんどんボールを動かして連続トライ。ラインアウトやスクラムを起点にトライを取っていきました。
後半19分には9-43と点差がついたのですが・・・
後半22分、25分、27分に佐賀(22)内田選手が3連続トライ
28-43となりさらに勢いづく佐賀工業。もしかしたら追いつくの
・・・と思ったら、29分東福岡⑫神選手のトライで流れを渡しませんでした
2試合とももう少し僅差を予想していたので、この点差は意外でした。ただただ桐蔭学園と東福岡が強くて上手い自分たちらしさを出して勝った試合でした
1月7日の決勝は本当に楽しみです。
前回大会出場出られなかった桐蔭学園と春の選抜決勝で桐蔭学園に負けた東福岡。どちらも悔しさをバネにここまで強くなりました
FW平均体重は桐蔭学園98.6kg、東福岡95.0kgですが、スクラムやモールは東福岡の方が強そうに見えます。
しかも両チームの15人がみなさん体の厚みがすごいすぐに大学でプレーできそうな体つきです。さらにFWもBKもハンドリングがとっても上手です
自由自在のアタックも、集中力が切れないディフェンスも素晴らしいです
そして、両チームとも精神的に大人
個人的に注目しているのは、桐蔭学園キャプテン⑧城選手、⑫白井選手、⑭古賀選手、⑮吉田選手、東福岡⑥松﨑選手、⑨利守選手、⑩井上選手。
特に桐蔭⑮吉田選手と東⑩井上選手、やりたいようにやった方がチームを勝利に導く気がします