8月の暑い夜、東京オリンピックの野球の決勝戦を観ている途中、携帯に着信がありました。21時過ぎだったと思います。
見ると親戚のおばさん。孫がどこか痛がっているとか、そういう電話かなと思って出ると「〇〇くんの家が燃えてる」
〇〇くんとは、小中学校の私の同級生。おばさんとご近所です。
しかも全焼らしいとのこと。
びっくりしてとりあえず他の同級生に電話したりして、何か協力できることはないか相談しました。
中学の頃はグループで遊ぶメンバーの仲間ではありましたが、特別ものすごく仲がいいというわけではない同級生。
高校は別でも彼は野球部の選手で私は野球部マネージャーだったので大会などで会ったりして、彼が1番センターで出場した夏の甲子園を応援に行きました。それでもやっぱり特別仲良しではない友達(笑)。
そんな仲でも、ショックと心配でその夜は眠れませんでした
彼の家は会社もやっていて自宅だけでなく事務所も全て焼けたそうです。
とりあえずお見舞いだけ渡そうと火事の翌日、翌々日と家の前を通ってみましたが、現場検証中だったり、片付け作業で忙しそうだったりタイミングが悪くて、4日後にしてやっと勇気を出してたくさんいた作業中の社員の一人に声をかけました。
「お忙しいところすみません・・・」・・・作業の手を止めて顔を上げたのはなんと、別の同級生。お互いびっくり数年前から社員として働いているそうです。
不思議な縁です。
火事から一か月半経ったある日、同級生から連絡が。「ぎっくり腰になった」と。
施術をしながら火事からのことをいろいろ話してくれました。
立ち直る強さがすごいと思いました
そして、たくさんの同級生に助けてもらったと感謝の言葉をたくさん口にしていました
そして今日、火事から約3ヶ月。
○○を励ます会が開かれました
“励ます会”と言っても、その同級生がお世話になった人たちをもてなしたいというのが趣旨。
コロナ禍で参加をかなり迷いましたが、感染者も少なくなってきていますし、彼の気持ちをくんで参加することにしました。
主役の他に男子10人、私を含めて女子3人。
こういう集まりも久しぶりですし、同級生のみんなと会うのも久しぶりで、と~っても楽しかったです
すぐにみんな中学生の頃にタイムスリップしました
火事は彼は彼のご家族にとってとてもショックなことだったと思いますし、もう二度と友達や自分の身に起きてほしくないで出来事ではありますが、地元の友達の絆の強さを改めて感じることができました
もっとたくさんの人数でみんな気兼ねなくお酒を飲んで騒げる世の中に早く戻ってほしいです