日本ラグビーフットボール選手権 兼
ジャパンラグビートップリーグ2021
決勝
サントリーサンゴリアス - パナソニックワイルドナイツ
秩父宮ラグビー場
ものすごい決勝戦になりました
こんなに素晴らしい試合を観ることができて、サントリー、パナソニック両チームに感謝の気持ちでいっぱいです
そして、美しい秩父宮の芝生もこの決勝を盛り上げてくれましたし、最後まで無事試合を行えたこと、関係者皆様に敬意を表します
まず、今シーズンのサントリーの他を寄せつけない強さに、応援しなくてもサントリーが勝つんだろうからパナソニックを応援ぎみに、と観始めました。ところが、先に主導権を握ったのはパナソニック。ちょっと意外な展開でした。
サントリーをしっかり研究して対策を練って、それを体現したという印象です。
前半4分、パナソニック陣内10mラインでサントリーのパスをパナソニック⑬ライリー選手がインターセプトして、そのままサントリー陣内を走りきってトライ
0-7
13分、パナソニック⑩松田選手がペナルティーゴール成功
0-10
15分、サントリーがパスをつないで⑪江見選手がインゴールへボールを運びますが、その前の⑬中野選手のパスがスローフォワードと判断されノートライ。
16分、サントリー⑩バレット選手のペナルティーゴールはポストに当たって失敗。
18分、サントリー陣内深くからパナソニック⑩松田選手がディフェンスの裏へグラバーキック→⑪福岡選手がインゴールでボールに追いつきますがノックオン。
23分、パナソニック⑩松田選手がペナルティーゴール成功
0-13
29分、サントリー陣内22m過ぎでパナソニック⑩松田選手の飛ばしパス→左サイドで⑪福岡選手がキャッチしてサントリー⑭中靍選手をハンドオフで倒し、⑩バレット選手を振り切って、左サイドぎりぎりに飛び込んでトライ
⑩松田選手が左端からのコンバージョンキック成功
0-20
ロースコア、しかもサントリーのアタックをパナソニックがディフェンスという展開を予想していたので、この得点と点差は意外でした。
34分、パナソニック陣内ゴールラインから5m手前でサントリーのラインアウト→モールをパナソニックが押し返してラック→パスをつないで→⑫中村選手が22mライン過ぎでハイパントキック→自ら取ってトライ
7-20
38分、パナソニック⑩松田選手がペナルティーゴール成功
前半 サントリー 7-23 サントリー
後半1分、サントリー陣内でパナソニックがノックオン→サントリーがボールを拾ってアタック→(23)梶村選手が自陣からパナソニック陣内22mラインまでロングゲイン→⑨流選手→⑩バレット選手のオフロードパス→③垣永選手のオフロードパス→①森川選手→ラック→ラックから転がったボールを⑨流選手がタップ→ラックサイドで⑭中靍選手がボールを拾ってトライ
12-23
14分、サントリー陣内ゴールラインから5m手前でパナソニックのラインアウト→モール→ラック→FWでラックのサイドアタック数回→(18)ヴァル選手がトライ
12-28
このくらいの時間からパナソニックの優勝が濃厚に感じてきたので、サントリー応援に切り替えて観ました。
28分、パナソニック(22)山沢選手がペナルティーゴール失敗。
29分、サントリー陣内でパナソニックのパスが乱れ、サントリー⑧マクマーンがキック→パナソニック陣内10ラインで自らキャッチしてさらに22mラインまでゲイン→⑤ホッキングス選手→(21)齋藤選手のトライ
19-28
32分、パナソニック(22)山沢選手がペナルティーゴール成功
19-31
37分、パナソニック陣内ゴール前ラック→(21)齋藤選手→⑫中村選手の飛ばしパス→⑮尾﨑選手のトライ
26-31
5点差、1トライ差となって残り時間わずかでもまだまだわからないぞ、と興奮
でも、やっぱり最後はパナソニックのディフェンスが勝利
ノーサイド。
サントリーサンゴリアス 26 - 31 パナソニックワイルドナイツ
最後のトップリーグはパナソニックの優勝
キャプテン②坂手選手の涙と笑顔のインタビュー、爽やかでした
引退する⑪福岡選手、有終の美を飾りましたドラマティック
⑩松田選手のキックも素晴らしかったですし、後半から入った(16)堀江選手、(23)福井選手も効いていました
⑦布巻選手も激しくてカッコ良かったです
試合は、得点シーン以外にもすごいプレーがたくさんあって、良いプレーにもポイントをあげていたら、両チームともあと50点くらいは加算されています
特にタックルやジャッカルそしてスピード
サントリーが勝ってもおかしくない実力だったので、サントリーのみなさんの悔しさは計り知れません。それでも今シーズンのサントリーの強さはトップリーグ史上最強でした
感動の後には、トップリーグが終わってしまった寂しさに打ちひしがれています