今日午前9時から11時、某プロスポーツ選手のアスレティックリハビリテーションを行ってきました。
怪我をしてから日常生活復帰までが病院などで行うリハビリテーション、そこからさらに競技復帰に向けて行うアスレティックリハビリテーションが私たちトレーナーの大切な仕事です

足のリスフラン関節を捻挫して、3週間程治療して日常生活動作には問題がない状態です。
まず、患部のチェック。腫れや圧痛(押した時の痛み)、足首や足の指を動かしたときの痛みはないかを確認します。
次に徒手抵抗(私が手で力を加えます)で足首のトレーニング。
その後、バランスディスクを使って、足首の可動域訓練と筋力トレーニング。今日の選手はこれを初めてやったそうで、地味なのにかなりキツイことにびっくりしていました

軽くテーピングをして、シューズを履かずにウォーキング。歩幅小→大

このとき、患部の足をしっかり使えているか、かばっているところはないかなどをしっかり観察して、問題があれば改善させます。
シューズを履いて、ウォーキング。
痛みや問題がなかったので、ジョギング開始

足のエクササイズをしっかりしてから走り始めたので、走りやすさに驚いていました

徐々に負荷を上げて、今日は50%ダッシュまで。
最後はエルゴメーター(エアロバイク)で、最高心拍数の80%まで上げるトレーニングをして終了

かなり順調です。
来週もう一度チェックとアスリハを実施して、再来週競技復帰の予定です

アスリハは、怪我の部位や程度、競技特性、選手個人に合わせて様々なことを考慮しながら、現場で細心の注意を払って実施しないといけませんが、その分やりがいがあって私は仕事の中でも特に好きな分野です

今日の選手は今まで長期間別メニューの怪我をしたことがなかったようで、アスリハの大切さを今回実感していました。
さらに、今日のメニューで患部以外の体の使い方の問題点も改善できて、プロ生活10年以上の30代の選手でも、まだまだ伸びしろがあることにも気づけました

久しぶりに本職の記事を書きました
