10月31日(土)デンカビッグスワンで行われた第100回全国高校ラグビー大会新潟県大会決勝の録画放送を観ました
解説の巻高校ラグビー部監督・齋藤敏さんは、私が新潟県のラグビーチームのトレーナーをしていたときのキャプテンでした
準々決勝で新潟高校(90-0)、準決勝で新発田南(68-5)に勝って決勝に進んだ新潟工業高校と、準々決勝で長岡高校(50-0)、準決勝で北越高校(13-12)に勝って決勝に進んだ開志国際高校の対戦
開志国際は2017年以来3年ぶり2度目の決勝進出で、初優勝を目指しました。
2017年のスコアは、新潟工業14-7開志国際で、新潟工業の連覇が止まるかドキドキした試合でしたが、今大会も最後までどちらが勝つかわからない素晴らしい決勝戦でした
新潟工業の伝統はセットプレー。毎年強力FWで県内の他校を圧倒してきました。過去に花園で東福岡からモールトライを取ったこともあります。ところがこの試合は、新潟工業FW8人の平均体重が90.75kg、開志国際FW8人の平均体重が93.58kgと開志国際の方が大きく、どちらのFWが勝つのか注目していました。
新潟工業高校 - 開志国際高校
序盤は開志が積極的に攻めて、新工陣内でプレーが続きました。
前半10分、新工陣内ゴールライン間際で開志のラック→⑨→⑥→⑩→⑮サポイ・ビリアミ選手のトライ開志が先制
0-7
21分、左右に速い展開で攻めあがる新工。開志陣内22mライン手前で新工のラック→⑨→⑩大久保柾選手がディフェンスの間を抜けてトライ同点
7-7
新工は自陣からでもモールで進んで攻めますが、開志のプレッシャーが激しいのか、ノックオンなどのミスが多く、チャンスを逃していました。
前半 新潟工業 7-7 開志国際
後半2分、開志陣内22mラインからゴールラインから5m手前まで右サイドを新工⑭が突破→ラック→FWでジワジワ左へ→ゴール下へ①中村太智選手がトライ
12-7
3分、新工陣内22mライン付近中央で開志ボールのスクラム→⑨→⑮サポイ・ビリアミ選手がディフェンスの間を抜けてトライ逆転
12-14
ここからは前半同様、新工がモールなどで攻めて開志が守るという試合展開で、スコアがしばらく動きません。でも、両チームとも激しいブレイクダウンで見応え十分でした
後半20分、開志陣内ゴールライン間際で新工のラック数回。開志がペナルティーでトライを阻止したという判断で、認定トライ
19-14
終盤も攻める新工、守る開志
後半29分、開志陣内22mライン手前やや中央で新工のラック→開志のペナルティー→新工⑩大久保柾選手がペナルティーゴール成功
22-14
ノーサイド
新潟工業高校 22 - 14 開志国際高校
新潟工業17年連続45回目の花園出場
1967年~1981年の新潟工業の16連覇を塗り替えて、県新記録です
新潟工業は本当に勝負強かったです
逆転されても焦らず、自分たちのラグビーを貫きました
キャプテン⑧稲村心選手は、昨年もNO8としてレギュラーで花園に出場しています。186cm、90kg、昨年より一回り体が大きくなっています
花園では今年こそシード校撃破ベスト8
お正月越えを
開志⑧アロハ・ジョバン選手は全国各地から集まったメンバーをまとめてここまでチームを引っ張ってきましたが、終盤勝負を決めた認定トライとペナルティーゴールのペナルティーをしてしまい、とても悔しい想いをしていると思います
でも、今大会は100回記念大会ということで準優勝の開志国際にもまだ花園出場のチャンスは残されています
11月15日に長野県2位の高校と対戦して勝てば、11月23日に代表決定戦を行います
新潟県から2校出場願っています