11月1日からJ SPORTSで『全国高校ラグビー100回大会記念特番~花園の記憶と未来~』が放送されています
1918年(大正7年)に「日本フートボール大会」として始まった全国高校ラグビー選手権大会。はじめはラグビーとサッカーの2部門で開催されていたんですね。初めて知りました。
1963年から花園ラグビー場で行われるようになったそうです。
まず99回大会までの名勝負がいくつか紹介されました。
第60回大会・決勝 伏見工業初優勝
第76回大会・決勝 西陵商業初優勝
第94回大会・3回戦 御所実業-慶應義塾
さらに引き分けで抽選となった試合の両チームの明暗の様子も。
私が高校ラグビーを観始めたのは86回大会からなので、94回大会の御所実と慶應の試合はよく覚えています
ロスタイムで慶應が逆転トライを決めて、慶應が勝ったと思っていたら、御所⑪竹山晃暉選手の逆転トライ信じられなかったです。
90回大会の決勝、東福岡と桐蔭学園の引き分け両校優勝。
当時試合に出ていた東福岡⑫布巻峻介選手(パナソニック)と桐蔭⑩小倉順平選手(キヤノン)の対談をまじえながら試合を振り返りました。
二人とも高校卒業後早稲田大学に進学して活躍しましたが、この決勝戦の話を今までしたことがないと聞いて、意外だなと思いました
私だったら折に触れて話題に出しそうです。二人とも高校時代を振り返る機会がない程、目標に向かって日々の練習に励んでいたんですね、きっと。
この2校から、のちのトップリーガーがたくさん生まれていて、中でも桐蔭⑪竹中翔選手(日野)・⑭松島幸太朗選手(クレルモン)はレベルが違ったと布巻選手が言っていました。
私もこの試合をよく覚えていて、後半はじめに東福岡10-31桐蔭学園と21点差となってから、終盤東福岡が3連続トライを取って残り30秒で同点
当時、後半に21点差ついても諦めない精神力ってどうやって育てるのと、東福岡・谷崎監督の指導方法に興味を持ったくらいでした。
小倉選手は「あのときこうしておけば良かったということはない。あれが限界」と。
布巻選手は「もっと仲間を信じて頼れば良かった」と。大人になってから仲間を信じてプレーすることの大切さがわかるようになったそうです。高校時代は1人でなんでもできると思ってたいそうです
確かに布巻選手は高校生で当時7人制日本代表に召集されていたので、そう思ってしまうのもわかります。
84回大会の準決勝、天理⑬八役大治選手のスーパータックル&トライ
現在、トヨタ自動車社員の八役さんのインタビューもありました。2016年までトヨタ自動車ヴェルブリッツでプレーしていて、引退から4年、かなりふっくらしていました。
2019年W杯の日本代表メンバーの高校時代も紹介されました。
FLリーチマイケル選手(札幌山の手・第84~86回)
SO山中亮平選手(東海大仰星・第85、86回)
PR稲垣啓太選手(新潟工業・第87、88回)
WTB松島幸太朗選手(桐蔭学園・第88~90回)
FL姫野和樹選手(春日丘・第90、91回)
SO松田力也選手(伏見工業・第90、92回)
そしてゲストは山中亮平選手(神戸製鋼)。
高校時代のVTRを観て、「調子に乗っていた。自分が一番だとおもっていた。」と照れ笑い
私が高校ラグビーの名勝負をあげるとしたら、ダントツで86回大会の決勝戦です
山中選手のいる東海大仰星とNO8有田隆平選手(神戸製鋼)の東福岡の対戦で、東福岡が攻めて仰星がディフェンスし続ける展開で両チーム無得点で前半を終え、後半は仰星が攻めて東福岡がディフェンスし続けるという前半と逆の展開でした。19-5で仰星が勝利して優勝
仰星FW8人中7人がトップリーガー
事前にJ SPORTSホームページやTwitterで募集していた「あなたが思う最強チーム」は、私はどのチームにしようかなぁと悩んでいるうちに応募しないて終わってしまいました。
でも、89回大会の東福岡かなぁ。PR垣永真之介選手(サントリー)がキャプテンだったチーム。超高校級でした
でも、一番好きなチームは、89回大会の大阪朝鮮高級学校です大阪朝高初のベスト4。FL呉泰誠主将が最高にカッコ良かったです
ファンのみなさんが選んだ最強チームは
位 83回大会(2001年度) 啓光学園
大会3連覇(この翌年も優勝して4連覇)達成佐々木隆道選手(キヤノン・コーチ)がキャプテン。
位 94回大会(2014年度) 東福岡
高校JAPAN12名を擁し春の選抜大会、夏の7人制大会、冬の花園と史上初の3冠古川聖人選手(トヨタ自動車)がキャプテン。
そして、
位 86回大会(2006年度) 東海大仰星
東海大仰星がこの年公式戦無敗で優勝緑川昌樹選手(NTTドコモ)がキャプテン。
最後は、野澤武史さんが選ぶ100回大会で注目する選手
桐蔭学園 LO 青木恵斗 選手 (186cm・105kg)
桐蔭学園 NO8 佐藤健次 主将 (177cm・83kg)
御所実業 WTB/FB 安田昂平 選手 (180cm・74kg)
東海仰星 CTB 近藤翔耶 主将 (176cm・83kg)
京都成章 LO 本橋拓馬 選手 (191cm・108cm)
青木選手、佐藤選手、本橋選手は、私も昨年の大会ですごい選手だなぁと思っていました
1時間番組があっという間
100回大会、ますます楽しみになってきました
しかも、ゲスト出演の布巻選手、小倉選手、山中選手が早稲田大学OBなので、すごく嬉しかったです
100回大会に向けて、各地で続々と出場校が決定しています。
新潟県は10月31日(土)に決勝戦が行われ、新潟工業が17年連続45回目の優勝となりました
試合は11月7日(土)に放送されるので、とっても楽しみです