3月14日(土)、オーストラリア・ブリスベンで行われたスーパーラグビー2020ROUND7。
ヒトコム サンウルブズ - クルセイダーズ
この試合は秩父宮ラグビー場で開催される予定でした。日本のラグビーファンにはクルセイダーズファンもたくさんいらっしゃると思うので、とても残念です。
2011年2月のクライストチャーチ地震、同年3月東日本大震災から9年ということで、試合前に黙祷が行われました
“オールブラックスデー”ということで、ニュージーランド代表で試合に出いていた選手の休養のため、スーパーラグビーのメンバーに入らない試合。
クルセイダーズのスタメン15人の平均年齢は23.7歳でした
経験だけで言えばサンウルブズの方が上かも・・・と期待をしていました・・・が・・・
序盤からサンウルブズ陣内でクルセイダーズが攻める時間が多く、それでもサンウルブズの粘りのディフェンスやクルセイダーズのミスで、なかなか得点には結びつかず。
③ファンフィーレン選手のタックルでノックオンを誘ったり、④ハイン選手、⑤ストーバーグ選手、⑥ダウニー選手、⑦ジェイコブソン選手、⑧シャッツ選手がラックやモールのディフェンスで奮闘していました
・・・が・・・
前半18分、オフロードパスをつながれクルセイダーズ⑦クリスティー選手にトライを奪われます。
0-7
31分、クルセイダーズ陣内深くでクルセイダーズのラインアウト→ボールが乱れ→サンウルブズ⑧シャッツ選手がキャッチ→ラック→⑨ペイジ選手→②マアフ選手がゴールライン際までボールを運び→ラック→⑨ペイジ選手がパスダミーを入れてパス→④ハイン選手のトライ
7-7
34分、サンウルブズ陣内をクルセイダーズが攻め、ゴールライン際での攻防の末、外側へパスをまわされクルセイダーズ⑭リース選手がトライ。
7-14
前半終了間際、⑬森谷選手の突破などでサンウルブズがクルセイダーズ陣内深くまで攻めますが、クルセイダーズのディフェンスが固く得点できませんでした。
前半 サンウルブズ 7-14 クルセイダーズ
後半はじめから⑫テオ選手に替わって(22)中野選手が入ります
1分、サンウルブズ⑬森谷選手がサンウルブズ陣内深くから蹴ったボールを、ハーフウェーより少しクルセイダーズ陣内でクルセイダーズがキャッチして、⑪ファインガアヌク選手がハーフウェーラインからサンウルブズ陣内ゴールライン5m手前まで突破。ラック数回の後、クルセイダーズ④ロマノ選手がトライ。
7-21
13分、クルセイダーズ陣内10mライン過ぎでサンウルブズのラインアウト→BKへ展開→ラック→⑨ペイジ選手→⑩エイプリル選手が22mラインの少し手前からディフェンスの間を抜けてトライ
14-21
サンウルブズの反撃を期待した直後の16分、クルセイダーズがパスをつないで、サンウルブズ陣内10mライン過ぎから⑭リース選手抜けてトライ
14-28
さらに22分、オフロードパスをつながれてクルセイダーズ⑥ハビリ選手がトライ
14-35
26分、クルセイダーズ(16)ローチ選手がサンウルブズの(18)ファンビック選手にタックルされた後に肘鉄をして、レッドカード。退場となります。
29分、サンウルブズ(21)齋藤選手が入ります
さらに、クルセイダーズ陣内深くでサンウルブズ⑤ストーバーズ選手から(17)アダムス選手へのパスを、クルセイダーズ⑭リース選手がインテンショナルノックオンで妨害して、イエローカード。後半29分から10分間、クルセイダーズは2人少ない13人で戦うことになります。
ところが、ノックオンなどでチャンスを活かせないサンウルブズ。
35分、オフロードパスをつながれてクルセイダーズ⑬エノー選手がトライ。
14-42
終盤、サンウルブズがクルセイダーズ陣内ゴールライン間際まで攻めますが、クルセイダーズがターンオーバー。さらに攻められて(22)バーグ選手がトライ。
ヒトコム サンウルブズ 14 -29 クルセイダーズ
2人少なくなってもディフェンスもアタックも崩れることがなかったクルセイダーズ。私はオールブラックス=クルセイダーズくらいの意識なので、さすが、と思いました。若手中心でも、何をすべきかチーム全員に浸透していました。
クルセイダーズに比べて“組織”を感じなかったサンウルブズ。みんなが同じ気持ちで同じ方向に向かってプレーすれば、もっと守れましたし、もっとトライを取れた気がします
スーパーラグビー史上初の4連覇を目指すクルセイダーズは5勝1敗。
サンウルブズは5連敗で1勝5敗となってしまいました