すごいことが起きました
まだ興奮が冷めません
ラグビーW杯日本大会、予選プール第2戦。
日本代表 ― アイルランド代表
静岡県・エコパスタジアム
一昨日見たメンバー発表から急きょ、⑪トゥポウ選手が外れて(23)番だったレメキ選手が⑪番に入り、怪我で戦列を離れていた福岡選手が(23)番に入っていました。怪我から復帰した⑧マフィ選手と(23)福岡選手の状態がどんななのか、勝負のカギを握る一つかなと思っていました。
5分、日本のアタック。ラックでアイルランドがオフフィートのペナルティー。アイルランド陣内10mラインより手前正面でゴールまで43mの距離がありましたが、日本はペナルティーゴールを選択。⑩田村選手のキックは惜しくも少し左に外れて先制ならず。
でも、序盤はアイルランド陣内でプレーする時間が多かったです。
13分、キックパスからアイルランドがトライ。先制。⑮山中選手のディフェンスが遅れて、キック処理でしっかり相手と競ることもタックルすることもできませんでした。
0-5
17分、アイルランド陣内10mラインと22mラインの間正面、ゴールまで31mの距離のペナルティーゴールを⑩田村選手が成功
3-5
20分、またもやキックパスからトライを奪われます。
3-12
前半中盤、日本陣内でのプレーが増えてきていました。
30分、⑧マフィ選手が胸を負傷し、(20)リーチ選手が入ります。
33分、日本のラックでまたアイルランドがオフフィートのペナルティー。⑩田村選手がペナルティーゴール成功
6-12
35分、日本陣内22mライン中央でアイルランドボールのスクラム。日本がスクラムを押してアイルランドのペナルティー
39分、1本目外した位置と近いところからのペナルティーゴールを⑩田村選手が成功
前半 日本代表 9-12 アイルランド代表
後半も日本のディフェンスは堅く、得点が動きません。
後半9分、これまで頑張ってきた⑮山中選手が足をつって(23)福岡選手が入ります。
16分、首を負傷して倒れていた(20)リーチ選手が立ちあがってスタンドから大きな拍手(21)田中選手が入ってまた大きな拍手
17分、アイルランド陣内深くでアイルランドのラインアウト→オブストラクションのペナルティー→日本はスクラムを選択↙
☇18分、スクラムから(21)田中選手→⑫中村選手の突破→ラック数回→(20)田中選手→⑫中村選手→⑬ラファエレ選手のクイックパス→(23)福岡選手のトライ逆転
16-12
24分、アイルランドが日本陣内深くまで攻めますが、⑥姫野選手のタックルでアイルランドがノットリリースザボールのペナルティー
31分、⑩田村選手がペナルティーゴール成功
19-12
37分、日本陣内を攻めるアイルランド。22mライン付近で(23)福岡選手がインターセプト→アイルランド陣内ゴール前までボールを運びます。
そして
ノーサイド
日本代表 19 ― 12 アイルランド代表
偶然や奇跡ではなく、実力で勝ちましたすごいです
本当にどんな準備をしてくればこんな試合ができるのでしょうか
アイルランド対策はもちろん、4年前南アフリカ代表の勝ったときと同じようにレフリーの癖なども対策していたのでは?と思いました。私はこの試合で初めて“オフフィート”というラグビー用語を知りました。倒れたままプレーする反則。“シーリングオフ”や“ハンド”と仲間なペナルティーかな。
この試合のレフリーがディフェンスに厳しいことを日本代表は元々知っていて対応していたんじゃないかなって思います。
はじめ苦しめられていたアイルランドのキックパスにも後半はしっかり修正
アイルランドを後半無得点に抑えました
何より、全員が体を張り続けた試合でした
“体を張る”ってこういうことなんだ、って思いました。
特に②堀江選手、④トンプソン選手、⑤ムーア選手、⑥姫野選手、(20)リーチ選手は何人もいたように見えました
ディフェンスの勝利
プライドとエナジーの勝利
日本代表の厳しい練習と準備の勝利
スタンドの応援が後押しした勝利
試合後①稲垣選手は涙誰か選手に声をかけられる度に涙が止まらなくなって、スタンドに挨拶した後も泣いていました
日本代表のみなさん、こんなに感動する熱い試合をありがとう
試合後、アイルランド代表の選手のみなさんが花道を作って日本代表を見送って、その後日本代表が花道を作ってアイルランド代表を見送る・・・やっぱりアイルランド代表は世界ランキング1位・2位のチームだなぁって思いました
日本初の決勝トーナメント進出、ベスト8に向けて、次は
10月5日(土) 19:30
日本代表 ― サモア代表
愛知県・豊田スタジアム
大事な一戦です
サモア代表のロシア代表戦を観ましたが、強かったです。油断できません。
サントリーでも活躍したSOトゥシ・ピシ選手、キレキレです