第101回全国高校野球選手権大会決勝
履正社(大阪) 5 - 3 星稜(石川)
履正社初優勝おめでとうございます
レベルの高い両校の戦いにしびれる決勝戦でした
初回から履正社の1番バッター、2番バッターが星稜①奥川投手の初球を打っていたので、はじめからずごい積極的だなぁとびっくりしました
それでも①奥川投手は150km/hのストレートで4番⑨井上選手を三振にとります。
2回裏に星稜が1点先制したすぐ後の3回表、履正社のバッターが2アウトから粘って2者連続四球。4番⑨井上選手がバックスクリーンに逆転スリーランホームラン
3回裏から7回表までは、両チームともヒットなどでランナーは出るもののバントミスや走塁ミス、さらに守備のファインプレーもあって追加点なし。
1球、1アウト、1ヒット、1プレーへの甲子園のスタンドの歓声がすごいのがテレビを通して伝わって来ましたその歓声にウルッときて、良いプレーをした選手の表情にさらにウルッとする
得点シーンだけでなく、得点が入らない間もずっと見応えありました。
7回裏、星稜が連続ヒットで2点を取って同点さらにランナーが2人いて、履正社は先発の①清水投手から⑰岩崎投手に交代します。四球で満塁のピンチとなりますが、⑰岩崎投手が粘りのピッチングで切り抜けます
そして8回裏、履正社が2点取って勝ち越しあの①奥川投手から5得点、すごいです
9回裏、2本のヒットで星稜が同点ランナーを出しますが、ショートゴロのダブルプレーでゲームセット
履正社キャプテン②野口選手の涙が、昨夏の大阪桐蔭に対して、今春の星稜に対しての悔しさを物語っていました。
150km/h超えの速球にも振り負けず、変化球にも柔軟に対応できるバッティング、今大会通してエラーはわずか1つという鍛え抜かれた守備。本当に強かったです
平成最後の優勝が大阪桐蔭、令和最初の優勝が履正社ということでどちらも大阪代表ですね
星稜①奥川投手は試合中も、試合終了直後、履正社の校歌、クールダウンのキャッチボール、インタビューまでずっと笑顔でしたが、閉会式直前になって急に泣き崩れました
卒業後、新たなステージでもまた奥川投手の笑顔が見れるのを楽しみにしています
2016年、新潟アルビレックスBCで捕手としてプレーしていた前田くんが履正社出身なので、「おめでとう」メッセージを送ると、今日はいいお酒が飲めるという返事でした
私は今大会、仙台育英の紳士的でノーサイドな態度に感動しました。
そして、監督として一番印象に残ったのは、明石商業の狭間監督です。熱くて大好きです
全国の高校球児のみなさん、今年の夏もたくさんの感動をありがとうございました
夜、『熱闘甲子園』を観て、今年の夏の甲子園が終わります・・・