“夏の甲子園”が昨日開幕しました
大会行進曲は何十回聴いても体中の細胞がブワッて動き出すような、心が夏の大空のようにスカッと澄みきるような、そんな感覚になります
出場校が球場に入場してきて、一度外野に並んだとろから一斉に前に出てくる場面が一番興奮します
選手宣誓は誉高校(愛知)・林山主将。
選手宣誓の番が来るまでずっと口を動かして宣誓の練習をしているようでした。それを見て私は、頑張れ~頑張れ~と呟いていました
いざ本番。一度もつまることなく、先輩たちへの想い、周りの人たちへの感謝の言葉を織り込んだ素晴らしい宣誓でした
誉高校は初戦で八戸学院光星に敗れましたが、初出場で、選手宣誓、開幕試合というプレッシャーの中ハツラツとプレーしていました
2007年夏に優勝した佐賀北(佐賀)のエース久保さんが母校の監督となって甲子園に帰って来ました
つい最近のように感じていたのに、もう12年も経つんですね。
今大会は初戦敗退でしたが、また甲子園で久保監督が見れるのを楽しみにしています
昨日の3試合目は延長戦。
1-4から8回裏に1点、9回裏に2点取って追いつい石見智翠館(島根)もすごかったですし、その9回裏の満塁のピンチを抑えて同点止まりにして、10回に勝ち越し点を取った高岡商業(富山)もすごかったです
10回表、高岡商業は1アウト1・2塁から2アウト覚悟で送りバントをしてランナー2・3塁、森田主将がタイムリースリーベースしびれました。
星稜(石川)のエース奥川投手は大会前から“BIG4”とか“高校四天王”とか言われて、もうちょっと普通の高校生として扱ってあげたほうがいいのでは・・・と思っていました。県大会から調子があまり良くなく、開会式前日の練習でも「どこか故障しているわけではないのに本来のピッチングができていない」と報道されていて心配していました。
ところが・・・
今日の第3試合、旭川大高校(北北海道)と対戦した星稜。奥川投手は期待やプレッシャーがかかるほど力が出せるタイプのようで、これまでの不調が嘘のように初回から150km/h台を連発。3者連続三振で好スタートを切りましたスピードだけでなく、勢いというか球の質が違っていました
94球で完封
笑顔がはじけていました
負けた旭川大高校の能登投手も細い体でコントロールが素晴らしく、まだまだ甲子園でのピッチングを観たかったです。
まだ2日目なのに、高校生の一生懸命な姿にやっぱり高校野球っていいなぁと感動しています。
日本文理(新潟)は大会5日目、8月10日(土)の第1試合(8:00)、関東一高校(東東京)と対戦
今大会は日本文理の他に、近江(滋賀)のエースの林投手と主将の有馬捕手のバッテリーに注目しています