車いすラグビー世界選手権決勝
~ WHEELCHAIR RUGBY WORLD CHAMPIONSHIP~
日本、初の金メダル
生中継で観ました。すごい試合でした
シドニーオリンピックパークで行われた決勝戦。
日本の選手がはじめに入場。続いてオーストラリアの選手が入場するときに、拍手で迎える日本の選手
両チーム向かい合って笑顔でグータッチした後に国歌斉唱試合前からノーサイド精神です
第1ピリオド 14-15
2 32-28
3 45-44
4 62-61
スコアを見ただけで厳しい試合だったことがわかります。
一昨日の予選で52-65と13点差をつけられて負けたオーストラリアにどう戦うか。40得点決められた③バット選手をどう止めるか。この課題をクリアすることはなかなか大変だと思っていました。
第1ピリオド序盤は、様子見なのかターンオーバーやファウルもなく両チーム交互にトライを決めていました。
中盤からオーストラリアがターンオーバーなどで日本を突き放そうとしますが、唯一の女性選手③倉橋選手が③バット選手をしつこくディフェンスしてリズムを狂わせていました。
第2ピリオドは、日本が積極的に攻め、守って、オーストラリアにファウルさせたり、タイムアウトを取らせたり、日本ペースで試合を進めていきます。
オフェンス側は12秒以内にセンターラインを越えて相手コートに入らなければならないルールがありますが、日本は高い位置でディフェンスしてオーストラリアのパスコースを消して、12秒バイオレーションが2回
途中、日本がオーストラリアを5点もリードしていて、もしかして勝っちゃうのとドキドキ期待せずにはいられませんでした
ところが第3ピリオドは、オーストラリアがギアチェンジ。3・4分経過したあたりでターンオーバー2回、第2ピリオドとは逆に12秒バイオレーションを取られるなど、あっという間に同点に追いつかれました
それでも第3ピリオド最後にオーストラリアにリードされそうな場面で、キャプテン(21)池選手がオーストラリアのパスをインターセプトしてピンチを切り抜けました
日本が1点リードで迎えた第4ピリオド。第3ピリオドまでに両チームともチームのタイムアウトも選手のタイムアウトも使い果たしていました。
途中、オーストラリアにリードを許すも、残り3分で56-55と日本が1点リードし、残り1分で日本がファウルをしてピンチかと思ったら、⑦池崎選手がインターセプト
残り5秒で62-61として、最後の5秒、全員で守り切りました
試合に出ている選手は精一杯プレーして、ベンチにいる選手は精一杯声を出して、全員で勝ち取った金メダルです
本ッ当に感動しましたッ
③倉橋選手をはじめローポインターの選手(障害の重い選手)が③パッド選手をしつこくディフェンスして、一昨日の試合のように好き勝手させなかったのが大きかったと思います
さらに(21)池選手・⑦池崎選手間のパスの精度も上がっていました
大会最優秀選手は、日本⑦池崎大輔選手
表彰式では、選手だけでなく監督、コーチ、トレーナー、イクイップメントなどスタッフの皆さんの首にも金メダルが掛けられました
最後にキャプテン(21)池選手が優勝トロフィーを両手で高く掲げました
みなさん、とってもとってもカッコ良かったです
この3日間、車いすラグビーに夢中でしたテレビの前で叫びまくっていました。
感動をありがとうございました