今週の『週刊現代』藤島大さんのコラム『ラグビー 男たちの肖像』
必読です
5月末、『コリシ選手が黒人初の南アフリカ代表主将に』というニュースを知り、ブログにも書きたかったのですが、コリシ選手について書ける程詳しくは知りませんでした。
スポーツに政治は持ちこまない、とよく言われたりますが、この問題は別です。政治が、国が変わったことがラグビーの国代表にも良い意味で影響しているのです。
『男たちの肖像』では、コリシ選手のプレーより生い立ちについてたくさん書かれていて、それはとっても衝撃的でした。
コリシ選手はアパルトヘイト時代からの黒人居住地の貧しい家に生まれ、小学校時代は年間日本円で400円ちょっとの学費が払えないときもあったそうです他にも幼少期の生活が書かれていて、これが大昔ではなくつい十数年前のことということに驚きます
ラグビーの才能を認められて奨学制度で名門校へ。英語がわからなかったコリシ選手を助けてくれたのは、白人のラグビー仲間や寄宿舎の友達だったそうです
読んでいて、コリシ選手は人間的にと~っても魅力的な方なんだろうなぁと思わずにはいられませんでした
詳しくは、『週刊現代』を読んでください。
私はもともと小さい頃から黒人人種差別について興味があり、ネルソン・マンデラ氏を尊敬していました。
それとは別に、ラグビーを観るようになって南アフリカ代表・スプリングボクスのラグビーが大好きになって、さらにマンデラ氏について知ることになりました。
2009年に公開された『インビクタス 負けざる者たち』、2013年に公開された『マンデラ 自由への道』を映画館に観に行きました
南アフリカの人種差別の歴史を知れば知るほど、マンデラ氏がやってきたことの難しさ、信念の強さ、賢さ、行動力に感動します
笑顔を忘れない。
過去は忘れる。許す。
教育は世界を変えられる最も強力な武器。
人生最大の栄光は、一度も転ばないこどではなく、転ぶたびに立ちあがること。
マンデラ氏の名言の一部です。大好きです。
先月、ある動物番組を観ていて偶然、スプリングボク(トビカモシカ)を初めて観て、感動しました
かつてアパルトヘイトの象徴とされていた“スプリングボクス”の主将を初めて黒人選手が務めても、なだまったく国内外の差別がなくなったとは言えないかもしれませんが、やっぱりとっても大きな出来事だと思います。
天国でマンデラ氏も喜んでいると思います