明日で東日本大震災から7年になります。
まだ避難生活をされている方もたくさんいますし、自宅に戻れない方、家族と離れ離れに暮らしている方、震災前より収入が減って苦しい生活をされている方、大切な人が行方不明な方・・・まだまだ心から安心して暮らせない方々がたくさんいらっしゃると思います。
中越大震災を経験して、家族や親せきや友達を亡くすことなく、震災前の仕事と生活を取り戻している私でも、地震の瞬間の怖さとその後の避難生活での絶望感はまだはっきりと覚えています。
最近報道番組で、東日本大震災後の行政による支援が次々に終了してきて、自宅に戻れないまま安定した収入がなくローンの返済に苦しんでいる方がいることを知りました。その方は何も悪いことはしていないのに、食費を切りつめた苦しい生活を強いられています。本当に胸が苦しいです。
先日、津波の被害に遭われた旅館のおかみさんの特集をテレビで見ました。
語りべとして、たくさんの方々にあの日の体験を話しているそうです。
そのおかみさんが心から楽しみにしているのが2019年のラグビーW杯で、釜石市に建設中の新しいスタジアムを観て「被災地はラグビーゲーム」とおっしゃっていました。スタジアムが建てられている場所は、津波の被害に遭った小学校と中学校があったところで、以前はその場所を観ると悲しい気持ちになっていたのが、今はワクワクすると笑顔でおっしゃっているのを見て、私もとっても嬉しくなりました。ラグビーが被災地の方々を元気づけています。
「被災地はラグビーゲームだね。
一人一人役目があって、
みんなでスクラム組んで、
前にはパスできなくて、
誰かが来てくれてパスを繋いでね。」
おかみさんの言葉、沁みました。勇気をいただきました。
震災で亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
東北を応援しています。
今も苦労が続いている方々が心から笑って暮らせる日が少しでも早く来ますように。