ジャパンラグビートップリーグ2017-2018、第6節。
ここまで5連勝中の神戸製鋼とサントリーに1敗して4勝のヤマハ。どちらも優勝候補の一角です。すごい試合になりそうな予感はありましたが、神戸製鋼の気迫が予想以上に凄かったです
ヤマハ発動機ジュビロ - 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
静岡・エコパスタジアム 14:00キックオフ
ヤマハ①山本選手・②日野選手・③伊藤選手、神戸①平島選手・②木津選手・③山下選手、日本代表経験者が一列目にズラリ ただ、日本代表キャップはヤマハが3人合わせて14キャップ、神戸が3人で135
体格も神戸の3人の方がひとまわり大きいです。それでも8人の力を合わせたスクラムは互角かヤマハの方が少し上でした。
キックオフから積極的に前へ出る神戸製鋼。ヤマハが攻めても神戸のディフェンスの出足が速く、なかなか前へボールを運べません。
22分、ヤマハ⑩マッガーン選手のきっくをハーフウェーライン付近でキャッチした神戸⑭林選手がキャッチ→⑮アシュリークーパー選手→ラック→⑨エリス選手→⑫山中選手→⑭林選手がパスダミーとハンドオフ→⑨エリス選手のトライ
0-7
32分、神戸陣内ゴールラインから5m手前でヤマハのスクラム→⑨矢富選手→⑪サウ選手がゴールライン際まで運び→ラック→⑧堀江選手のトライ
7-7
35分、神戸(22)正面選手のが右サイをド突破しヤマハ陣内ゴールライン間際まで攻めた神戸。そこから左へ展開し、⑤安井選手が左サイドでトライ
7-14
38分、ヤマハのラインアウトのスローインが乱れ神戸ボールに。神戸(21)梁選手がキック→⑤安井選手が走って追いついて(右サイド)→左へ展開し、(22)正面選手が左サイドでトライ
35分のトライ後も38分のトライ後も、⑫山中選手の素晴らしいコンバージョンキックでした
前半 ヤマハ 7-21 神戸製鋼
ヤマハ清宮監督が「前半は100点満点中5点」とおっしゃっていたようですが、きっと神戸はやろうと準備してきたことができて、ヤマハやろうとしていたことが全然できなかったのでしょう。
後半、ヤマハはこのままでは終わらないだろうと思っていたら・・・
5分、⑤クリシュナン選手がシンビンで10分間退場 神戸④伊藤選手の執拗なディフェンスに蹴りを入れてしまい、ヤマハの反撃ムードに水を差してしまいました。
6分、神戸が左サイドのラックから右へ展開。⑬重選手のロングパス→②木津選手のクイックパス→⑦前川選手のが右サイドでトライ
7-28
8分、ヤマハ⑪サウ選手の突破→ラック→⑨矢富選手→⑧堀江選手が前へ→④大戸選手のトライ
14-28
26分、ヤマハ③伊藤選手の突破などで神戸陣内深くまで攻め→⑥ヘル選手がゴールライン際までボールを運び→⑨矢富選手→⑭伊東選手のトライ
19-28
30分、神戸(21)梁選手→⑫山中選手から左にいた⑮アシュリークーパー選手にパスするかと思ったら、⑫山中選手の後ろをスッと廻って来た(22)正面選手にパスをしてトライ
19-33
試合終了のホーンが鳴った後、3トライ差以上のボーナスポイントを狙う神戸製鋼と、7点差以内のボーナースポイントを狙うヤマハの激しい攻防。アタックもディフェンスも必死で、ターンオーバーの繰り返し。ただ、その攻防はずっとヤマハ陣内で行われていて、最後は神戸⑲ベッカー選手がトライ
ヤマハ発動機ジュビロ 19 - 38 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
意外な点差でした。
神戸製鋼の準備と気迫の勝利とにかくタックルが素晴らしかったです
そして、マン・オブ・ザ・マッチは神戸製鋼⑫山中亮平選手
トライにつながる多彩なパスで魅了してくれて、コンバージョンキックやタッチキックも素晴らしかったです
ヤマハは、ラインアウトのミスでチャンスをものにできなかったり、良い流れでアタックしていてもパスミスで流れを止めてしまいました