3月12日に高田馬場ノーサイドクラブで行われたトークライブの続きです
現役を引退された君島選手がキッキングコーチになろうと決めたのは、オーストラリアで出会ったキッキングコーチがきっかけだそうです。
五郎丸歩選手や田村優選手など、日本にはたくさんの良いキッカーがいますが、みんな誰にもちゃんとキックを教わっていません。サッカーをやっていたからキックが上手、それだけ。プロでキックの勉強をしているコーチが日本にはいないので、自分が先駆者となりたい、ということでした。
素晴らしい志です他の人がやっていないことを始めるのはものすごくパワーと覚悟がいりますが、その分やりがいも大きいですよね。
君島選手が今まで観た選手の中で「この人スゴイ」と感じたキッカーは、マーク・ジェラード選手。キックが特急電車のようにビュンと飛んで、常識を超えていたそうです。
日本人選手の中では田村優選手。キックが上手な選手は他にもいますが、イヤな間合い、独特なオーラを持っているとのことでした。
佐々木選手は、日本人で一番キックが上手なのは君島選手だと言っていました
村上さんから「ラグビーの魅力は?」という質問。
佐々木選手は、ラグビーを通して地球を見れる。
佐々木選手はこのトークライブ中終始、哲学的というか常に深く語る方でした
死ぬ時「楽しかったなぁ」と思える。ラグビーを通していろんなところへ行けて、いろんな経験ができる。さらに世界中に友達がいて、前大陸に一人ずつは友達がいると言っていました。スゴイ
競技としては、制約がないのがいい。ボールを持って当たっても走ってもキックしてもパスしてもいい。選択肢がたくさんあるのがラグビーの魅力だと。
君島選手は、いろんな人と出会えること。そして、痛くて厳しくて理不尽なスポーツだけど、それをみんなで分かち合えるのがラグビーの魅力だと話していました。
君島選手はすぐに痩せてしまうそうで、現役時代は食事中、お腹いっぱいになってももう少し食べておこうと頑張って食べて体重をキープしていたそうです。現役引退を発表して1ヶ月、もう3kg痩せたそうです。羨ましい・・・
佐々木選手は、君島選手を『コミュニケーションモンスター』と呼んでいました。
君島選手は佐々木選手に足りないものを持っていて、佐々木選手が今後コーチになるために大切なことを教えてもらった師匠で、君島選手が大好きだそうです。
君島選手は、一早くブログを始め、今はツイッターやインスタグラムなどでいろんなことを自分から発信して、自分を知らない人に知ってもらう努力をしています。プロ選手がこれから増えていく中、こういった自分をアピールすることも他の選手も見習っていかなくてはならないはずです。
この君島選手と佐々木選手のやり取りを聞いていて、新潟アルビレックスBCの選手も参考にしたらいいのに、と思いました。アルビの選手もプロ野球選手です。その自覚をしっかり持って、自分をアピールすること、自分から発信することをもっと意識した方がいいんじゃないかな、と思いました。
トークライブのはじめから気になっていた佐々木選手の右手小指・・・曲がったままでした。さらに左手薬指も太く曲がったまま。指環のサイズは23号になってしまったそうです。
一方、君島選手はキレイな指でした
ここで休憩。
サインと写真をお願いするファンの皆さんの列・・・今回のトークライブは、いつもより女性の参加者が多かったそうです