花園ラグビー場で開催されている全国高校ラグビー大会。今日は2回戦。
新潟工業が悲願のお正月越えをかけて明大中野と対戦しました
新潟工業が臙脂と黒、明大中野が紫紺と白、ジャージだけ見ると早明戦みたいで、より一層応援に熱が入ります
ただ、プレースタイルは新潟工業が重戦車FW、明大中野が横への展開ラグビーで、早明のジャージとチームカラーが逆です(笑)。
試合は、両チームがそれぞれ自分たちの強みを発揮する展開。
3分、ファーストスクラム(新潟ボール)。FW8人の合計体重は新潟工業が89.5kg、明大中野が86.8kgでしたが、試合全体通してスクラムはそんなに新潟工業優勢という感じではありませんでした。
それでも新潟工業の一列目は、①近藤選手103kg、②長谷川選手103kg、③佐藤(孔)選手100kgと全員100kg超え。すごいしかもよく鍛えられていて、体が締まっていて、動きが俊敏です。
強いFWでラックからのサイド攻撃やラックからモールを形成して攻撃して、明大中野ディフェンスのペナルティーを誘います。
5分、明大陣内ゴール前のペナルティーから新潟工業はFWですぐに始めて、モールを作ってゴールライン間際まで進み、⑧戸田選手がモールの左側に跳び込んでトライ
7-0
17分、徐々に攻撃のリズムが出てきた明大中野が右へ左へ展開して⑭関根選手がトライ。足の速いBKでグランドを広く使うラグビーです。
7-7
25分、明大中野キャプテン⑨今井選手が危険なプレーでシンビン。7分間の退場となります。倒れている新潟工業の選手を跳び越えようとしたら倒れている選手が起き上がって背中を蹴ることになってしまっただけで、故意ではないように見えたので、かわいそうでしたが潔くキリッとした表情で退場して、強豪校のキャプテンらしいなぁと思いました
30分、明大中野のモールコラプシングで、新潟工業⑬市川選手がペナルティーゴールを決めます。
前半 新潟工業 10-7 明大中野
後半もモールで攻める新潟工業。ラインアウトではなく、アタックの流れの中でモールを作るのが本当に上手いです
後半6分、攻め出すと横へ展開しながらスピードに乗ってどんどん前に出る明大中野が⑨今井選手のトライで逆転。
10-14
18分、モールディフェンスでのペナルティーの繰り返しで、明大中野⑦野口選手がシンビン。
19分、ラックとモールの連続で新潟工業⑥曽我選手がトライ逆転
15-14
まだまだFWで攻める新潟工業。たまらずペナルティーをしてしまう明大中野。
26分、ペナルティーから明大陣内深くで新潟工業のラインアウト→モール→③佐藤(孔)選手のトライ大きな追加点
20-14
スピードが落ちない明大中野BKが攻めるのを新潟工業が必死のディフェンス。
そして、ノーサイド。
新潟工業 20 -14 明大中野
2回戦突破です念願のお正月越えです
新潟県勢として39年ぶり・・・新潟工業は初
ではないのかな
桐蔭学園の試合も観ましたが、高校生とは思えない程大人なチームです。プレーの選択や精度が素晴らしい
新潟工業は今日はラインアウトが上手くいかず、強みを活かしきれていなかったので、番狂わせをするにはまずラインアウトを100%成功させて、そして今日のようにFWに拘って勝負してほしいです