今日は東京で、スポーツメディスンフォーラムを受講していました。
今回のテーマは『コリジョンスポーツと野球~医療側の視点と現場の視点』。
コリジョンスポーツとは、ラグビーやアメフトなどの激しいコンタクトのスポーツです。

午前はラグビー。
『ラグビーにおける肩外傷のOverview』:望月智之(東京医科歯科大学大学院)
『ラグビーの肩外傷(反復性脱臼、鎖骨骨折、肩鎖関節脱臼)に対する治療法』:山崎哲也(関東学院大学ラグビー部チームドクター)
『反復性肩関節脱臼に対する鏡視下Bankart&Bristow法と競技復帰』:鈴木一秀(早稲田大学ラグビー部チームドクター)
『反復性肩関節脱臼に対するRemplisage法』:菅谷啓之(船橋整形外科病院)
『現場に携わるPTが考える肩外傷後の競技復帰』:真木伸一(明治大学ラグビー部・学習院大学アメフト部理学療法士)
『現場トレーナーが考える肩外傷後のアスレティックリハビリテーション』:田代智史(サントリーサンゴリアス・ヘッドアスレティックトレーナー)
『現場S&Cが考える肩のコンディショニング・予防』:太田千尋(慶應義塾大学ラグビー部コーチ)
『怪我リスクを減らすトレーニングの組み立てとスキル』:沢木敬介(ラグビー日本代表コーチングコーディネーター)

新潟県内にはスポーツ整形外科は少ないので、手術や術後のコンタクトへの復帰について、現場に近いお話を聞けて、とても勉強になりました
田代トレーナーと沢木コーチングコーディネーターのお話は、まさに日本トップレベルのサポート体制。参考になりました沢木さん、お話上手だなぁ


午後は野球。
『スポーツによる肩・肘関節近傍神経傷害の診断と治療』:岩堀裕介(愛知医科大学医学部整形外科)
『投球動作のメカニズムと障害発生メカニズム』:瀬戸口芳正(MSMCみどりクリニック院長)
『肩の投球障害:その病態と対応』:高橋憲正(船橋整形外科病院)
『肘の投球障害:その病態と対応(成長期)』:高原政利(泉整形外科病院)
『肘の投球障害:その病態と対応(成人期)』:古島弘三(慶友整形外科病院)
『投球障害に対する理学療法(身体機能からのアプローチ)』:鈴木智(船橋整形外科病院)
『投球障害からの競技復帰―身体機能と投球動作』:谷川哲也(西武ライオンズ・ファームトレーナー)
『投球障害の競技復帰に何が必要か』:能勢康史(NPO法人・野球共育塾代表)
そして、なんとメジャーリーグ、ボストンレッドソックスのチームドクター、ブライアン・ブスコーニ氏がこのフォーラムのために来日レッドソックスのチームドクターとなって23年、投球メカニクスからシーズン前の準備など、色々なお話を聞かせていただきました。

国体のラグビー選手、野球のアルビレックスの選手か整骨院に来ると、ほとんど私が担当しているので、今日のフォーラムは本当に勉強になりました。
特に岩堀先生のお話は、私が今ケアしている選手の胸郭出口症候群についてだったので、明日からすぐに活かせると思います

今回の参加者は約300名。整形外科医、理学療法士、アスレティックトレーナーの方がほとんどだったようです。
私も以前お世話になった岩手県のトレーナーの方に久しぶりにお会いできて嬉しかったです

このフォーラムのために今朝4時起床だったので、昨日は早く寝たかったのですが、ヤマハの優勝に興奮してなかなか寝つけませんでしたでも、興味深いお話ばかりで全然眠くならず、7時間みっちり勉強できました