Netflixのドラマ 「彼女の評決:副題 Good Wife」を見終わったところです。
この手の長篇ドラマを見終わった時、いつも思うのですが、1つの「人生」を堪能したような気分になってしまいます。
なんせ、登場人物の子ども達も、最初のあどけない中学生くらいの少年、少女から、番組の進行中に、かなり薹(とう)のたった大学生になるのだから、好視聴率をいいことに番組が続行、続行する間にも、否が応でも、ドラマの内外ともに、年月は経ってしまうというわけです。
これが視聴率が低迷していたりしたら、とうの昔に、番組打ち切りになっていたわけですから、げにも恐ろしきは、「視聴率」ということにもなるのでしょう。
思えば、けっこう、いろいろなドラマを見ているので、これまで「24」、「ブレーキング・バッド」、「プリズンブレーク」と、何通りもの人生を味わってきたわけで、今の世の中、なかなか「いい世の中」だとは思います。
この「彼女の評決」、制作者としてはリドリー・スコット、トム・スコット兄弟が名を連ねています。
リドリー・スコットと言えば、これまた私が大好きな映画 「グラディエーター」の監督でもあります。トム・スコットはその弟ということらしいのです(最近、知った事実!)
そういえば、最近、トム・スコットは自殺されたらしいのですが・・・。
りっぱなお兄さんにも恵まれて? 何をはかなんで自殺されたのか、余人には知るべくもない深い事情があるのかもしれません。
トム・スコットさん、どんな人生を辿ったのかと関心をもって調べて見ると、なんと映画「スパイゲーム」はこの人が監督をされてとのこと。これは(私にとっては)意外な事実でした!
このロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット共演の「スパイゲーム」という映画、けっこう、好きな映画です!
□■□■□■□■□■ねたばれ注意□■□■□■□■□■
あらすじを書くと長くなるので、そのあたりは見ていただくこととして、(といいつつも、多少のあらすじをかかないと話が進まないので、これから先は『ねたばれ注意』ということにしますが)ロバート・レッドフォード演ずる老スパイが長年培った手練手管と知識をフル動員して、かつての教え子ブラッド・ピットを窮地から救い出すというストーリーでした。
しかも、この「教え子救出作戦」、自分自身はCIA本部から一歩たりと外に出ずに、CIAやアメリカ軍という巨大組織をハッキングして行うという「通好み」のストーリー展開ではありました。
教え子の救出にも、無事、成功し、自分自身の定年退職とも重なって、CIA本部から愛車のポルシェで走り去っていくシーンが、救出されたがブラッド・ピットを乗せた海兵隊ヘリコプターの映像とオーバーラップして、なんとも、痛快なエンディングシーンが印象的な作品でした。
こんなふうに年齢(とし)をとりたい!こんなふうにフェードアウェイしたい!という意味合いで、好きな映画5選の1つではあります。
-------------------