最近に、読書エッセイの募集というのを見て、思い出した本が、「生きてさえいれば」という本でした。この本の作者、小坂るかさんは病死し、この本は遺作となった作品です。

「生きてさえいれば」では、最後に生きていればできることが次々と書かれていて、それを読んだ時、どれだけ辛くても生きることが重要なんだと気付かされました。

私は、重い病気ではありませんが、長年に渡って喉の痛みが治りません。でも、その辛い経験がなければ、今の私はいないというようにも思います。

私は心理学を学んでいて、最初は単純な興味で決めましたが、今では臨床心理士になりたいという夢を持ち、懸命に勉強するようになりました。

喉の痛みが全然治らず辛い時、ある耳鼻科の先生が普通に接してくれて、雑談のようなものも話しました。それがどこか、救われた気がして、私は医者としてではなく、心理の道で誰かの手助けができる仕事に就きたいと思うようになったのです。

何とか生きているからこそ、良かったと思うことは確かに沢山あるように思います。時には、そんなことについて考えるのも大切だとこの本が教えてくれました。

また時間が出来たら、再読してみようと思います。