ご無沙汰しております。
先月の再発からひとつき。母にもだいぶ症状がで始めました。
まずは、スマホやテレビなどの言葉が認識しづらくなっている点です。
文字が読めない、何をしているか分からない状態が時折発生するらしく、「怖い」と言う事が増えました。
それ以外は、手足の痺れは収まっている様子ですが、やはり日常生活の様々なことが認識しづらくなっている状況が時々現れるのは恐怖のようです。
先月、医師からは「5月の診察時の状況で、東京大学の紹介をするか、オペをして再発した腫瘍を取り除くか決定しましょう」と言われていたこともあり、両親は再度手術をしてもらい、腫瘍を取り除いてもらう方向でお願いしようと決めていました。
しかし……。
今日の診察では、新たに腫瘍が増えていたこと。大きな腫瘍が2つ以上出ていることで、手術は不可能ではないが、手術することによって今の症状がより一層ひどくなるでしょうと言われ、手術はしない方針になってしまいました。アバスチンと呼ばれる抗がん剤を、効果が出るかわからないが投与する方針でしばらく治療を進めるとのこと。
今までの抗がん剤や電場治療でも効果が見込めなかったため、アバスチンの投与もほぼ効果がない可能性があること。副作用によって、突然の脳出血やそれに準ずる症状によって危険性が高まることをお話されました。また、「このまま効果がない場合は、余命はもって4ヶ月程度でしょう」という余命宣告も貰ってしまい…。両親は意気消沈しています。
わたしも、ここまで突然ひどくなるとは思っていなかったので驚きとともに動揺を隠せません。
予後1年とは聞いていましたが、発覚からほんとうに1年程度で進行してしまうだなんて……。脳腫瘍とはほんとうに恐ろしい病気なのだと思わされました。
また、再発した箇所がわるいらしく、東大の病院への紹介も、「断られるだろう」と言われてしまいなすすべがありません。このまま何の効果も得られず、何もできず母が弱っていくのを見るのは辛いです。
ときを同じくして義父も持って半年という余命宣告をされており、どちらも切迫しはじめています。先日のGWで、義妹夫婦も遊びにきて束の間の一家団欒を終えたばかりですが、義父の症状も日を追うごとに悪くなっています。「同じタイミングでどちらも調子を崩さなければ良いね」だなんて義母は言っていましたが、その通りにならないことを祈るばかりです。
また、両家の親が1日でも長く元気に生きてくれることを祈っています。
取り急ぎの報告ばかりであれなのですが、今回はここまでとします。また進展があり次第、備忘録として書いて行こうと思います。