短いワンピースの裾から
「見えるか見えないか」ぐらいの
ギリギリのライン具合が好きで、
横目でチラチラッと見たときに
中に履いているショートパンツ(見せパン)なんかが
見えてしまっては
がっかりするのだ。


「なーんだ。」



まあ
ショート丈のワンピの下が
おパンツだけの
オレの期待に応えてくれるような
女子なんて、今ではなかなかいないと思うけど。


季節は夏であり、
露出の多い夏服女子を見ていて
“ムラムラ、イライラ、ワクワク”するのは言うまでもなく、

「思考回路はショート寸前」である。


子供の頃、
少女アニメ某「セーラームーン」の
変身シーンを見ていた時だって

時は経ち現在、
街で
シャツやカットソー、キャミなどの
胸元が開いた服を着ていたり
ミニスカやショートパンツから伸びる美脚を
披露する女子なんぞ見れば

自然と、
いや自主的に

目線は

“上か下、胸か下半身”へ向かう。

それはただ、

「男として生まれたから」 

だけのことであり、本能なのだから仕方ない。
オレとしては、決して「恥ずかしい事」とは感じないが
女子からしては、そんな男はやっぱり気持ち悪いんだよね。

でもでも
女子も、女性の本能的に露出を多くして
男を誘惑している子もきっといるはずなのだ。

いや、いるに違いない。

それが「男女」なのだからね。

ただ、そんな
“セクシーポイント”を見てしまうと
オレは興奮して気が狂いそうになって“ムラムラ”だけが残り
後悔するのみ。

そしてイライラ。


ちょっと心落ち着かせるために
外を見たのは16時頃。

その時間は
夏休みの部活帰りJK(女子高生)が下校する時間であり、
そんな彼女たちを見てしまうと

夕方に向けてせっかく下がりかけていた
オレの体温は上昇し“アツく”なってしまうのだ。



日焼けして少し肌の茶色い子は
「運動部系」だからテニス部かなー
いや陸上部もいいなー
やっぱ
性格はおしゃべりで元気っ子だろうな
スタイルも割と良い子が多いに違いない。
ちょっと生意気なところがまたカワイイ。
デートはもちろんディズニーだなー

逆に
透き通るような肌の白い子は
吹奏楽部とみた。
いや茶道部や演劇部もいいかもしれない。
いわゆる「文化部系」もとっても魅力的である。
性格は少しおとなしめで、ちょっと天然な子に違いない。
一緒に居ると落ち着いちゃうような
「癒し系オーラ」を放っているはずだ。
デートは映画館に決ーめた。



ワクワクしちゃう!


な~んて得意の“偏見による勝手な妄想”が始まるのだ。

てゆうかてゆーか
こんな妄想は、夏に限った事ではなく
一年中、JKを見れば妄想してるぢゃん!!


と、
つくづく自分の精神に呆れた。


のはもう過去のことで、今では

女子に対する「変態妄想」に、

誇りや自信を抱いているし、責任(何の?)すら感じている。

オレにとっては「妄想」は義務であるかもね。


とにかくオレの高校時代の「夏の思い出」を
思い出してみると


場所は
授業中の静かな教室、

自分の前に座る女子。
その背中に見えるのは
白いシャツ越しに透けて見える

「ブラジャー」

いわゆる
「透けブラ」を

真剣な眼差しで見つめている
自分(彼女なし・童貞)の姿しか
頭に浮かばない。

そんなオレ。
高校生の頃から変態であったという事が
とても、切ない。

当時、
彼女もいないし、ましてや女子と付き合ったこともないくせに、

女子との“来たる日”の為に

ブラのホックを簡単に外す為の
「指の動かし方」を
男同士で集まって研究していたのが懐かしいわ。

今、思い出すと笑えるのは、
そのメンバーの中には、一人も女子のブラのホックを
はずした事がある奴なんていなかったということ。
まったく無意味である。


ただそれだけ「性」に対する情報に飢えていたのだ

高校時代、
男子にとってどんな教科書よりも
有益な情報が載っている大事な教科書は

某「メンエグ(men's egg・メンズエッグ)」のエロページだった。
それはオレだけ?


彼女との「本番」の時、
相手のブラのホックをスムーズに外せなければ
即、嫌われて彼女にフラれてしまうものだと
真剣に思っていたのは
オレだけなのか?

当時の
無知で未知ゆえの夏の妄想である。


さて、話は戻り
やはり「夏」は薄着が多くて良いということ。
街へ出ると妄想が止まらないのだ。


長くなってしまったが
こんな見苦しい、暑苦しい妄想も夏の
「炎暑」の“せい”ということでお許しいただきたい。
オレは悪くないのだ。


ごめんね。素直じゃなくて。


ペタしてね


オレは一生、タキシード仮面にはなれないだろうね。