これはJR新幹線のモーターです。
日本の中で新幹線の解体を行う場所は決められている。
実際に取引をしていたので、特に0系の新幹線の
最後の車両の解体も見ました。
話は戻りますが、その頃日本では鉄は安くて
銅もとても安かった。
そのため、以前の様にモーターの解体をやらなくなった。
で、どうしたか?
鉄くず(甲山)に混ぜた。
ただ、鉄に銅が混じると一大事になるので
メーカーの検収員も必死で探す。
見つかればスケール引き、もしくはペナルティ。
でもどうしようもないので、メーカーにも
業者のヤードにもモーターは積まれていた。
何故そうなったか?
日本の経済がよくなり、人件費が上がったから。
そしたら「韓国」からオファーが入りだした。
その時のモーターの分け方は3通り。
①JRモーター
②DCモーター
③ACモーター
この時はこの3種類のみ、黒モーターは
油が漏るので港では嫌われていた。
まだ港には「油水分離槽」も設置していない。
※油水分離槽が公共岸壁に設置されるのは
それからしばらくしてから。
港には「油が付いていないモーター」だけ。
それも種類毎に置き場を分けてあった。
でも韓国は長く続かなかった。
多分1年くらいだったと記憶している。
そうしたら、次に出てきたのが「台湾」。
全く同じやり方。ただ行き先が変っただけ。
でも鉄くずよりも「モーター」が高く売れたので
日本中のメーカーにあった「要らないモーター」や
ヤードで邪魔者扱いのモーターが、一気に優等生。
それまで仕入れもモーターはスケール引き。
でもそれからは「モーター」という仕入れ品目が誕生。
そうそう、その頃「伸鉄材」も流行った。
今ではほとんど聞かないけど、厚みが20mm以上
幅が50mm、長さが2m(メートル)あればOK.。
それを輸入して、ガスで切断して「丸棒」を作った。
当時ダムの注水パイプや、H鋼、Iビームも対象になった。
当時長野県からでた、ダムの注水パイプを切断した物を
直江津から出したことがある。
でも中国で異変が起こる。
鄧小平の登場である。
「黒い猫でも白い猫でも、ネズミを捕るのは良い猫」。
中国の門戸が開いた。
当然、言葉が通じ、資本もある「台湾人」が一気に動いた。
中国の広東省で特別区が用意された。
と、それまでは①モーターだけだったのが
②配電盤③トランス(油入り)④他色々と
一気にメニューが増えた。
この頃、公共岸壁でも「油が出る可能性ある品物」に
対応するために「油水分離層」が設置された。
ただ、この費用は「輸出する業者」が負担して設置した。
後で文句を言われない為に、結構な費用を出した。
※でもそんな費用は、あっという間に回収した。
今中国で「雑品関係」で大儲けした人達は
この頃「留学生」で日本に来ていた「上海人」が中心。
日本で大学に行きながら、日本語を覚え台湾人や
他の中国人に「バイトしないか?」と誘われてこの世界に
入った人達ばかり。
または日本で他の会社で仕事をしていたが、本国から
「資金を出すから一緒にやろう、荷物を集めてくれ」と
言われて、参加した人達。
結婚していて、でも学生で奥さんが水商売をしながら
旦那を支えていた。本当に彼らは苦労していた。
だから、日本で一旗挙げたい気持ちは、そりゃあ凄い。
彼らが走り出したら、のんびりやっていた会社は堪らない。
で、当時日本語を喋れて、日本の習慣を分かっていた
「留学生」はそれこそ、引っ張りだこだった。
で、面白いのが「中国人」。
「牛尾よりも鶏頭たれ」の言葉通り「独立」を目指す。
一通り仕事を覚えた「留学生」達がいよいよ孵化する。
ここから「恐竜の胃袋」が一気に育ち始めた。
続く・・
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