これからはシュレッダーの時代なのか?
昨日名古屋で情報収集していました。
大手の鉄屋もあまりに高い品物は買わない。
とにかく「収益性」を第一にしていくと。
東鉄が連休明けから8000円/トンも下げました。
当然の事ながら、理由は中国の安売りです。
ビレットや銑鉄がバイヤーの思うがままに
捌かれているようです。
これは止めようがない。
買ってくれればドンドン作れるから。
他の製鋼メーカーなんかは全く関係ない。
自分の会社の鉄が売れればそれで問題ない。
ある意味正解です。
ただ世界的に大問題になっている。
中国がもう少し減産して、生産調整すれば
多くの国のメーカーも利益が確保できる。
でも中国はそれをしない。
だからアメリカあたりは、大幅な関税をかける用意をしている。
日本が追随したらどうなるか?
当然報復関税掛けられるか、中国にある日系企業にまで
被害が及ぶ。
日系企業が人質の様になっている。
名古屋でまた家電雑品の火災が起きた。
毎月の様に日本のどこかで火災が起きている。
シュレッダーの大手の社長が言ったそうです。
そもそも火災が起こる可能性のある「家電」を
港で買って、船に積んで、中国に持っていくこと自体が
絶対におかしな事だ、と。
20年以上前のシュレッダー会社は凄い利益を出していた。
当然逆有償でお金を貰っていたので、鉄が安くてもOKだから。
でも最近は少々の家電雑品ですら、中国に流れている。
ここにきて中国は鉄は要らない。
プラスチックも良い物以外は要らない。
利益の出ない物は要らない。
相場が下がったら、船を廻さない。
ずーっと振り回されています。
でも解体スクラップは中国抜きでは成り立ちません。
唯一成り立つとしたら、原料価格からの引き算で
掛かる経費を引いていって、マイナスになるならば
「お金を頂ける」業界だけだ。
それにはその品目に対する真面目な処理方法。
設備、そして行政のお墨付きが必要になる。
だから、利益の出ていた時に、コツコツそれをやっていた
会社は独占状態になっている。
でも悲しいかな、現在の金属スクラップは誰でも参入できる。
軽トラ一つあれで、今日からでも誰でも参入できる。
会社の歴史が何年あるとかは全く関係ない。
高く買ってくれるところとのパイプがあればいいだけ。
でもこれだけ金属が下がると、個人レベルの形態では
とてもやっていけなくなる。
シュレッダー業界では、もっと鉄が下がればいいと言っている。
そうすれば、苦労して取った許可証と設備が日の目を見る。
あと5000円も鉄が下がれば、家電雑品の輸出も減るだろう。
そうしたら安く「買って」も採算は合うとの事。
個人的には「家電雑品」は輸出禁止にするべきだと思っている。
できるだけ国内処理するべきだ。
だって、家電の処理工場でも、処理した物は
やっぱり中国に行っているから。
つまり油や、ゴミが極端に減った状態で価値が上がっているから。
当然「火災」のリスクも大幅に減っている。
小型家電ももっと厳しくするべきだ。
現在は地域単位の収集方法でお金を取っているから
「無料回収」や「買います」の会社に平気で流れる。
昔からやっている会社は「廃棄物処理許可証」を持っている。
だから、下手に家電4品目などは扱えないし、扱わない。
許可証を持たない、ただ転売するだけの会社がドンドンできた。
金属屑商だけあれば誰でも出来るからだ。
その業種の参入障壁は低いほど入りやすい。
この業界は、軽トラ1台あれば今すぐできる。
現金商売なので、お金は売ってから持って行っても何とかなる。
非常にやり易い。
ただ受ける側は常に現金を用意しなければいけないので
本当に大変。相場の影響ももろに受ける。
実際にヤードを持って事務所、秤、車、従業員雇って
重機も入れるとなると、どのくらいのお金が必要だろう。
さすがに今からやる人は少ないと思うが、
まー必ず出てきますから。
とにかく日本で適切に前処理したものが、適切な価格で
中国に行くシステムが出来ないと難しい。
思い起こせば、20年以上前は「不法投棄」だらけだった。
港のはずれの方には、車が捨ててあり、山奥や
河川敷にはそれこそ「不法投棄の山」ばかり。
でも中国が買いだしたら、そのようなお金になる物は
ドンドン勝手に消えていった。
これからも中国とうまく付き合っていかないといけない。
とある非鉄屋の所長が言っていました。
動きがあるのは9月からでしょうね。
でもその「動き」とは、相場の事ではなく
たくさんある会社の中から、事業の縮小や人員整理などを始める。
そういう意味の「動き」があると。
さあどうしましょう。
ではでは・・
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