辰年ですね。

私も辰年ですが、もうすぐ年齢がインクリメントされます(笑)。

 

伊勢白山道さんが、最近龍と日本人について連投されていたので、今回は伊勢さんの記事からイメージを膨らませたいと思います。

 

 

今年日本人の「龍の遺伝子」が目覚めると、伊勢白山道さんまで言い始めてしまった(笑)。

このテーマにちょっと真面目に取り組まなきゃいけない時期なのかと思い、今回の記事を書くことにしました。

伊勢さんの記事を読むと、龍の遺伝子はネアンデルタール人と関係があるように感じますが、それが正しいのかちょっと検証してみましょう。

 


まず、ネアンデルタール人と現生人類の遺伝関係はどのようになっているのでしょうか?

こちらの記事の写真、ネアンデルタール人と現生人類の脳容量の差が一目瞭然です。

 

 

 

アフリカ系も含めて、現生人類には2%程度、どの人種にもネアンデルタール人の遺伝子が組み込まれています。

 

 

 

では、日本人はどのくらいネアンデルタール人の遺伝子を受け継いでいるのか?

調べてみましたが、流行病の重症化を防ぐ遺伝形質は30%の日本人が受け継いでいる。

しかし、飢餓状態に強い遺伝子に関しては、日本人はたった13%なのに対して、アフリカ系は48%と非常に高い。

環境によって取捨選択されて、必要な遺伝子だけ残ったのでしょうが、全てにおいて日本人の遺伝子がネアンデルタール人の遺伝子が濃い訳ではない。

 

 

 

 

 

これらの調査結果を見ると、「日本人だけがネアンデルタール人の遺伝要素が特別に強い」とは言えないですね。

ここで、「龍の遺伝子がネアンデルタール人由来である」可能性はドボンしました。

ついでに言うなら、この中の記事に「4万年前に絶滅したネアンデルタール人」とあるので、先史巨石文明が1万2000年前だと仮定するなら、「旧文明を担っていたのはネアンデルタール人」が揺らぎます。。。

あるいは、先史巨石文明はもっと古かった可能性なのか。。。
 

 

今度はO型について考察してみましょう。

例の流行り病の時に、日本人で特にO型の人は例の病に罹りづらいということが言われていましたね。

O型といえば、北米やポリネシアのネイティブ系にも多く、古代のインディアンはほぼO型だったと聞いたことがあると思いますが、最初の人類は全員O型だったというのが定説です。

ネイティブ系がほぼO型なのは確定の事実です。

 

 

血液型と性格の相関の検証については、こちらのPDFが面白かったです。

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/15/1/15_1_33/_pdf

 

 

一方、ネアンデルタール人の血液型は現代人と同じくABO方式だったということが、最新の調査で分かっています。

 

 

これまで、チンパンジーがA型、ゴリラがB型であるように、ネアンデルタール人はすべてO型であると考えられてきたが、研究者らは、これらの古代人が、現代人で観察されるABO型の多様性をすでに完全に示していたことを明らかにした。

 

「ネアンデルタール人=O型」なのかと思いきや、そうではなかった。

つまり「O型がネアンデルタール人由来、あるいは濃い」説はドボン。

 

因みにホモピエンスの発生は20万年前に発生というのが、最新の定説のようです。

 

 

対してネアンデルタール人は40万年前に発生。

 

 

ということは、両者は20万年近く同じ地球上で共存していた可能性があるのです。。。

 

 

ネアンデルタール人の他にも、同時期にデニソワ人という人種がいました。

東アジア・オセアニア系は、ネアンデルタール人よりもデニソワ人の影響の方が強いようです。

日本人はネアンデルタールとデニソワ人の両方の遺伝因子を持っています。

 

 

 

古代アジアは人種のるつぼだった。

デニソワ人の他にもルソン原人など、多種多様だったようです。

 

 

仮に龍の遺伝子なるものが実在するのであれば、それはネアンデルタール人由来ではなく、デニソワ人由来ではないでしょうか。

日本人は特別ネアンデルタール人の遺伝子が強いわけではない。

デニソワ人は他のアジア系にも入ってる遺伝子ですが、デニソワ人の遺伝子に龍の遺伝子が乗っていると仮定するならば、伊勢白山道さんの「この遺伝子は、アジアの人々の中にも眠っています。」が説明がつくのです。

 

こちらの論文、全然読み込めていないのですが、「デニソワ人=O型」が証明できれば、彼らの分布とネイティブ系民族の分布が一致しているので、伊勢白山道さんの言う龍の遺伝子や、旧人類のO型の特性が、デニソワ人由来であることが証明できると思います。

研究が進むことが望まれます。

 

https://sicambre.seesaa.net/article/202011article_28.html

 

 

ついでに、縄文人との分布でも考えてみましょう。

こちらのPDF、非常に面白かったです。

(クリックするとリダイレクトされますが、安全なリンクです。)

 

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiSqefqxfODAxUpgFYBHc01AzUQFnoECDIQAQ&url=https%3A%2F%2Freitaku.repo.nii.ac.jp%2Frecord%2F1020%2Ffiles%2F17-40%25E7%25AF%25A0%25E7%2594%25B0%25E8%25AC%2599%25E4%25B8%2580.pdf&usg=AOvVaw2IVNTJncaWd3ExhhKGmkvx&opi=89978449

 

 
上のPDFで書いてある酒が強い人の分布と、縄文の遺伝子が濃い分布が一致していると思いました。
縄文人は酒が強かった(笑)!

 

 

 

近畿・中国・四国地方は縄文が薄い。

中国の長江から稲作を倭国に届けた倭人の遺伝子が濃いからだと思います。

 

 

この縄文の遺伝子は、東アジアでもちょっと特異なのです。

 

 

 

最後に、「デニソワ人=縄文人」である可能性について。

もう最後は調査を放棄して、TOLAND VLOGさんに任せる(笑)。

 

 

超超古代人のレムリア人の血が濃いと、日本のスピリチャル界で言われる日本人。

つまるところ、何が言いたかったかというと、縄文人はレムリアの精神を受け継いでいると言われますが、「レムリア人=デニソワ人」だった可能性がある、と言うことです。

龍の遺伝子は、デニソワ人の遺伝子の中に存在していた(多分。。。)、が本日の結論です。

これに合わせて、落合莞爾先生のいうウバイド人とデニソワ人の遺伝的関連性があるのか?がわかれば完璧だったのですが。

ペトログリフの武内先生は、両者を同一とみてますが、果たしてどうなのでしょうか?
 

 

中途半端にどんどん新しいシリーズを立ち上げてますが(笑)、金曜はその龍の遺伝子の起源について、です。

本日もありがとうございました。