今回は昭和感満載です(笑)。
先日居酒屋で春の山菜と日本酒を堪能してました。
店内にいた団体さんの席から、いきなり「青春時代」が聞こえてきました。
これを聴きながら「そういえば卒業のシーズンだなぁ」と。
高校の卒業式の前に、三年生だけ体育館に集められて、先生方に送られる会があったのですが、そこで先生方が私たちに贈った歌がこの歌だったのです。
「青春時代が夢なんて、後からほのぼの思うもの
青春時代の真ん中は、胸に棘さすことばかり」
高校時代が人生最悪の時間だった私たちにとっては、この歌詞をしみじみ噛み締めてしまいました。
そしてその後連想したのが、この歌。
「そういえば、実家を進学で出る2週間前に、家事もできないのに急に家から出る不安を抱えつつ、この曲聞いていたよな」と。
高校時代。。。
私にとっては、人生で一番ビターな時期だったのです。。。
で、堀内孝雄といえば、昭和のバブル真っ盛りの時に、日本テレビで年末にやっていた年末時代劇で、3連続で主題歌を歌っていました。
1985年「忠臣蔵」:憧れ遊び
1986年「白虎隊」:愛しき日々
白虎隊の雰囲気を味わいたい方はこちら。
1987年「田原坂」:遥かな轍
西郷輝彦が西郷従道を演じるのですが、最後は実の兄を征伐するために鹿児島に派遣されて。。。
西郷従道にもらい泣き。
実は自分が一番ボロ泣きしてしまったのが、
1988年「五稜郭」。
主題歌は堀内孝雄ではなく、さだまさし。
「夢の吹く頃」
前3作は、主人公が最後は散って終わるのですが、このドラマの主人公、榎本武揚は生き残ってしまうのですね。
戊辰戦争後、北へ逃げた幕府軍が作った幻の国、蝦夷共和国の総裁だった人物。
総攻撃をされる前に幕府軍に国際法の写しを渡していますが、あれが当時の海洋法。
(大学時代、私は政治学専攻だったので法律関係の授業は退屈だったのですが、海洋法は楽しかったです。)
敗戦が決定的になった時、自害しようとしたが仲間に止められて、官軍に投降。
投降後、投獄され、のち釈放後はロシア大使となり、ロシアへ赴任。
「樺太・千島交換条約」を締結した人物。
この「五稜郭」のドラマは、シベリア経由で日本へ帰国した榎本武揚が、シベリアの荒野で過去に思いを馳せる場面で終わります。
このシーンで、もう涙腺決壊。
先にしなせてしまった仲間たちをシベリヤの荒野で思い出す。。。
なので「夢の吹く頃」を聞くと、今でも自然と泣けてしまうのですよ(笑)。
五稜郭でボロ泣きして、除夜の鐘。
そして年が明けてすぐに昭和天皇の崩御。
その直後の、決して自身の戦地での体験を語ることのなかった母方の祖父の死去。
いいドラマなので、興味があれば是非見てください。
当時のドラマ制作者がなぜこの一連の幕末の戦争ドラマを作れたのか?
それは制作者の一部が、太平洋戦争を実際戦ったからんですよね。。。
世界中で多くの兵卒と庶民の命が消えた第二次世界大戦。
しかし王族・メーソン・国際金融資本にとっては、戦争は大金が転がり込む最大の機会。
この戊辰戦争は、英仏に仕組まれたものだった。
英仏とユダヤの武器商人の狙いは共通。アジアの金銀。
(当時アジアでは、金ではなく、銀が貿易決済に使われていました)
東北、つまり幕府側に莫大な金銀(南朝由来)があることを知った強欲な海外の武器商人たちは、幕府軍をわざと負けさせて、幕府軍の金銀を奪おうと考える。
薩長側には最新の武器、ミニエー銃を売りつける。
幕府軍には負けてもらうために、最新だと偽り旧式のゲーベル銃を売りつける。
売りつけられた武器で、既に勝敗は決していた。
ユダヤの強欲武器商人の嘘のせいで、実に多くの優秀な武士が散っていったのです。
そして、日本に莫大な金銀があることを知った強欲な欧米により、日本は明治維新で国際金融資本に取り込まれてゆくのです。
高橋五郎さんの書には、榎本武揚に関する興味深い記述が。
薩長は明治天皇を、幕府軍(仙台藩)は大政天皇を立てて戦っていた。
それはそのまま、北朝明治天皇と南朝大政天皇の戦いになるはずだった。
が、三人目の天皇が現れる。
伏見宮邦家親王の子の、北白川宮能久親王、輪王寺宮。
孝明天皇の義弟にあたる人物。
東北の藩でも、南朝皇統を担ごうとした仙台藩、一関藩、盛岡藩と、輪王寺宮を担ぐ会津若松藩、米沢藩、秋田藩、で別れてしまう。
三人目の天皇の登場で混乱した東北の幕府軍はもろくも瓦解。
噂されるのは、幕府軍を決裂させるために、官軍が輪王寺宮を送り込んだのではということ。
その後の出世っぷりを見ると、決して邪推ではないことがわかる。
やり口が藤原っぽいなとwwwww
この日本に複数天皇がいる状況を収めたのが、当時の蝦夷共和国の総裁、榎本武揚の声明文だった。
それは外交は明治政府に一任するという声明文だった。
大政天皇は亡くなったことにして、逃げ延びた。
が、明治政府の官憲によって、その墓は暴かれ、徹底的に破壊される。
つまり二度ころされるということ。
これは儒教思想で極刑とされる「剖棺斬屍」。
ここで思い出すのが高松塚古墳「石上麻呂」。
石上麻呂も藤原によって「剖棺斬屍」されている。
三人目の天皇に関してはこちら。
むすび大学さんから。
官軍が送り込んだ刺客である可能性が高いのだから、あまり美談にするのもどうかと思います。。。
が、三人天皇を出現させて、幕府軍を割れさせたからこそ、日本最大の内乱が短く済んだ側面もあり。。。
戦争が泥沼化していたら、ハイエナ欧米、ユダヤの武器商人に、日本は完全に金銀ごと乗っ取らてしまったわけで。
一面からだけでは、歴史は評価できないですね。
「青春時代」からの、まさかのこのオチ(笑)。
私は怨霊担当(笑)なので、彼らの鎮魂のため、敗れ去り歴史から消された人々の目線で書き続けます。