久々に健康の話題を書きます。

週末に温泉で 46度 ⇆   水風呂 を繰り返して効果を確信したので、今回の発表と相成りました。

 

体はこんな急な変化にも耐えられるのです。

最近は体には体の意識があって、それは私の自我とは全く別の意識だと感じるようになってます。

ジムや道場に行っても、最近は自分の体が動きたいように動かさせてます。

でもそうすると、最速の正しい動きになるのですよね。。。

物凄く残念なのですが、達人のような動きの邪魔をしていたのは、自分の自我だったというwwwww

もしや、これが霊主体従の感覚なのか???

温度の変化にしっかり対応している自分の体を感じて、「ういやつ」と思いましたよ。

 

 

本題に入る前に、恒例になっている今週の「少女革命ウテナ」をwww

いよいよ始まった、堕天使ルシファー「鳳暁生編」。

決闘シーンやエンディングも新たになり、とにかくかっこいい!

そしてそれぞれのデュエリストの心の闇に焦点が当たってゆく。

三話目はギャグ担当の七実のシュールな回になってます。

独特のセンスを楽しんでくださいw

 

 

 

 

では本題に。

 

2020年の当初に読んだ本を紹介します。

500ページ弱ありますが、翻訳モノにしては読みやすく、専門知識の本当に細かい部分までわかりやすく書いてある名著です。

 

 

 

こちらの本を読んでいたので、エピジェネティク的観点からのmRNAの作用機序をさらっと勉強するに至り、お注射は打たない選択ができました。

遺伝子がどれくらい頻繁にON ⇄ OFFされているかを理解できる記事↓。

 

 

では本題に入っていきます。

 

まずは、「老化」とは?
衝撃なのですが、老化遺伝子というものは発見されていないのですね。
私たち人間は老化するようにはデザインされていないのです。
つまり老化は機能異常であり、病気であるということ。
そして老化は1つの原因で起こるのではなく、複数の要因が重なって起こる。
 
 
以下要因を。
・DNAの損傷によってゲノムが不安定になる
・テメロアが短くなる
・遺伝子スイッチのON / OFFを調整するエピゲノムが変化する。
・タンパク質の正常な働きが失われる
・代謝の変化によって、栄養状態の感知メカニズムがうまく調整できなくなる
・ミトコンドリアの機能が衰える
・老化細胞が蓄積して健康な細胞に炎症を起こす
・幹細胞が使い尽くされる
・細胞間情報伝達が異常をきたし炎症性分子が作られる
 
これらの複数要因に対処できれば老化を遅らせることができるというのが、最新の見解のようです。
 
 
そしてこの著者が考える老化の原因が、「エピゲノム情報の喪失」。
 
エピゲノムとは。
全ての細胞は同じDNAで構成されているのに、かたや皮膚細胞になり、かたや胃腸の細胞になる。
どのDNAのスイッチをONにして、どのスイッチをOFFにしたままにしておくのかの調整の仕組みがエピゲノム。
 
DNAは読み込まれない時は、ヒストンというタンパク質に巻きついて折りたたまれている状態になってます。
寿命を決めるとも言われるサーチューン遺伝子ですが、このDNA部分から作成されるタンパク質が「サーチューン」。
このサーチューンが、ヒストンへのDNAの巻きつきを緩めDNAを読める状態にしたり、再び巻きつけられた状態に戻したりする。
 

ストレスが多い環境(紫外線、有害物質、放射線、etc)にいると、この巻きつきの緩みと締め(左右対称の渦・回転で宇宙の根本原理そのものですね)が正しく行われず(DNAのメチル化)、DNAのON・OFFがうまく行かなくなる。

OFFになるべきものがならず、ONになるべきものがならない誤動作が生じ、個々の細胞が正しく機能しなくなり、混乱状態に陥る。

そしてこの混乱状態=雑音は生きている限り、どんどん蓄積されてゆく。

このエピゲノムの雑音が、老化の具体的なメカニズム。

 
 
著者は老化理論を、シャノンの通信理論と結びつけてます。
シャノンの通信理論とは、いかに通信時に情報の喪失を防ぐかを実現するための理論です。
この理論のおかげで、現代のインターネット通信が確立されたました。
(これ読んで資格を取って以来、アマチュア無線から遠ざかっていたことを思い出したわ(汗)。。。)
 
 
通信時に情報の喪失を招くのがエントロピーの増大なのですが、老化も生きていくことで蓄積されていく細胞の雑音、つまりエントロピー増大で起こる、というのが著者の老化理論です。
 
では、老化を遅くして、サーチューン正しい状態に保つためにはどうすれば良いのか?
 
サーチューンは、人体がストレスにされされている時には、生殖ではなく、修復を選ぶ。
サーチューンがミトコンドリアの機能を高め、DNAの修復をし、運動持久力を高め、記憶力の向上をもたらす。
 
細胞を損傷させることなく、サーチューンを働かせるには適度なストレスが必要。
例えば運動や短い期間の絶食、低タンパクの食事、高温や低温に体をさらす、などの「ホルミシス」を自分に与える。
 
 
サーチューンを活性化させるには、つまるところ以下を実践すればよい。
 
1.  食べる量を減らす。間欠的断食を行う。
 中国の少数民族を例にあげ、ここの100歳以上の人々が朝食を摂る習慣がなく、1日16時間程度食事をしない時間を作っていることを紹介しています。
 
2. 食べる肉の量を制限する。
 日本人にはこの項目は不要と思われます。
 南アフリカのレストランではステーキは400gが最低ラインの店もあるとかで、白人の肉食系に大いに当てはまりますね。。。
 
3. 椅子に座りがちな日常習慣を改め、適度な運動を習慣にする。
 実際に頻繁に運動する人のテロメアは、しない人より長い。
 血行を良くし、体内の不要物質を排出し、心肺機能を健康に保つ効果があるのが運動。
 運動によって細胞に酸素を運ぶ微細血管が増える。
 適度な運動=ストレスを与えることで、ホルミシス効果が得られる。 
 ちなみに健康増進に関する諸々のDNAをONにした最も効果のある運動は、高強度インターバルトレーニング。
 高負荷の短い運動を、沢山の種類行うサーキット形式のメニューなどが効果がある。
 高齢者ほどこのトレーニングの効果が現れる。
 低負荷なウォーキングかと思いきや、インターバルトレーニング。
 しかし、低負荷な運動でも十分にサーチューンを活性化させるので、やらないよりはやったほうがよい。
 
4. 寒さに身をさらす。
 寒さに身をさらすことによって、体が安定した平衡状態を求めようとする「ホメオスタシス」が顕著に働く。
 さらに褐色脂肪細胞にはミトコンドリアが沢山含まれているが、褐色脂肪細胞は寒さで活性化する。 
 
5. サウナに入る。高温に身をさらす。
 原理が解明されていないが、ヘルシンキで行われた調査によると、「サウナを利用する人はそうでな人と比べて、身体機能、活力、社会性、および健康状態全般において、著しく優れている」。
 
著者は触れていないのですが、「高温に身をさらす」メリットは、体内におけるヒートショックプロテインの生成にあると思います。
私も怪我をしているとき、体力を回復したいときは、自宅の風呂を43度で設定して入浴します。
ちなみに、運動のしすぎで筋肉痛になりそうな時は、熱湯でヒートショックプロティンを体内で生成しながら、経皮でマグネシウムを吸収すると筋肉痛が軽減します。
登山後などに劇的に効果があります。
登山後の温泉を熱湯にすると、翌日以降の筋肉痛がないです。
 
6. タバコや有害な化学物質(食品添加物、農薬、経皮毒、薬)、放射線を避ける。
 これらはDNAの損傷を招き、老化のスピードを早める。
 吸うもの、口に入れるもの、皮膚に接触するものに注意ですね。
 
7. サーチューンを活性化させるサプリを摂る。
 サーチューンを活性化させる物質はいくつか発見されているが、いくつか例にあげると、
 レスベラトロール(色の濃い野菜や果物に含まれる。ブドウやワイン、イチゴ、葉野菜など)、
 NAD、
 NMN(アボガド、ブロッコリー、キャベツ等に含まれる)。
 NMNには男女ともに生殖能力を回復させる効果があり、女性の場合閉経後に摂ると、生理が戻ってくることもあるようです。
 加えて、やる気に満ちて活動的になり、身体機能も向上する。
 
 
最後に著者が実践していることを書いておきます。
・NMNとレスベラトロール、メトホルミンの摂取
・ビタミンD、アスピリン摂取
・砂糖、パン、パスタの制限。デザート(スイーツ)は食べない
・3食のうち1食を抜く
・月に一度の血液検査(普通の人は必要ないですね。)
・出来るだけ毎日歩き、階段を使う。週末はジムに行き、バーベルトレーニング、ジョギング、そしてサウナと水風呂
・野菜を多く食べ、肉を減らす。運動したときは肉を食べる
・タバコ、電子レンジ、紫外線、放射線(レントゲン等)を避ける
・日中と就寝時は涼しい場所にいる
・適切なBMIを保つ
 
 
いかがでしたでしょうか?
サプリ以外は、私はこれらを日常的に実践してます。
特にサーキットトレーニングはお気に入りです。
体力維持と、筋肉に刺激を入れて成長ホルモンを出させるのが目的です。
 
以上、さらりと要点だけをまとめてみました。
500ページ弱もある本であり、私の視点(つまり偏見含む)からごくごく一部をまとめただけですので、全体像を掴むためには、ご興味を持った方は是非お手にとって読んでみてください。
 
 

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