25年以上にわたる発音指導で、日本人の英語の弱点を
知り尽くしているスコット・ペリーのスタッフです。

今日の話題は、英語力が徐々に上がってきて、
洋画などの台詞を聞いて真似を
できるぐらいの段階のお話です

英語に限らず日本語でも、日常会話をする時は通常、
話しやすいスタイルで日本語を話しますよね。

たとえばこんな感じで...

「また台風がくるんだってぇ。」
「えー、またくるのー?」

言い慣れない感じで、こんな風には言わないと思います。

「また台風がくるのですって。」
「あら、またくるのですか?」

1番目のスタイル:
→力が入ってなくて、滑らかに話しているイメージ。

2番目のスタイル:
→口をたくさん動かして、はきはき話しているイメージ。

アメリカ人同士の英語は、通常1分間で190語ですが、
そういう時は、1番目のスタイルで話します
(ちなみに、日本人が英会話学校などで聞き慣れている、
ゆっくりな英語の速度は1分間に約90語です。)

1分間で190語ぐらいの速度で話す時、
単語と単語の音はつながって発音されます。

そして、話す時のコツとしては
口を大きく開けすぎないことです

目安ですが、OとかYなどのいくつかの音以外の時は、
1センチ以上口を開ける必要はありません

口を開ける必要がないなら、口周りの筋肉トレーニングなんて
不要じゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれません。

そんなことは決してありません

これはいわば上級テクニックの段階です。

口周りの筋肉を鍛え、口をよく動かして
正しい口の形で話せるようになるのがまず大事です

そして、そこから徐々に口を動かす比率を小さくして、
最終的に自然なスタイルで英語を話す時の口の動きに
もっていきます。

子どもの頃は、全力で日本語を話していたのに、
徐々に徐々に楽に話せる方法にシフトしていきますよね。

英語も同じです。

一つ一つ段階を踏んで、上級テクニックに
たどり着きましょう