若い頃さ

わたし演劇を学んでさ、

そしてとても楽しい人たちに囲まれてさ

 

なんて楽しいんだ

って家に居場所がなかったのもあって

 

自分の場所はここだ!って

 

もうすがってたのかもしれないな

 

これが最高これ以外自分にはない

これだけあったら何もいらない

 

ほんとにそれしかない

そしてそれしかいらない

って私だったの

 

だけどね

 

どこかから歯車が噛み合わなくなって行った

 

わたしはそういう人生をやりに来たんじゃなかったんだなって

ことかなと、うすうす感じ始めてさ

 

それでりやっと舵を切ってさ

今の生活なわけですが

 

こっちがよかったよ

 

なんか罪悪感みたいのがずっとしこりとしてあったのだけれど

それもいつの間にかなくなって

 

わたしの居場所はここだっていうことを受け入れた

 

かなり長いことここではない気がするとか思ってた

 

でももう観念したんだ

 

そしたらとても楽しくなった

 

自分の居場所ここにいていいってみんなで迎えてくれて

暖かくしてくれて

寝床も整えてくれて

 

こういう場所を求めていたの

こういう場所を知らなかっただけなんだ

 

ってそれはとても大きいことで

自分の居場所がある意識って最強なんだ

 

昔はそれが羨ましくて

どうしたって手に入る気がしなくて

っていうかそれの良さもわからない

そもそもそれの存在がわからなかったんだな

私にはわからない

そういうものを持つ人を羨んでは憎んでいたのだと思う

 

だからっていうか

今に感謝だ

 

過去にも感謝だ

 

なかった分、余計に暖かさを知ることができたから