正直なところ、カラーセラピーを協会傘下でやるのはもう辞めようと思っている。
基礎を学べたことに感謝しているが、今の協会体制に期待することはもう何もない。
ただ、企業へのキャリアコンサルティングをさせて頂く機会を得て思うのは「身体の不調を伴うクライエントが非常に多い」ということ。
東京の水野律子所長に来広頂き、光の鍼講座をオーガナイズし、改めて代替療法の可能性を感じずにはいられない。
明らかな身体の不調に関して、医師からの指示を仰ぐのは当然のこととして、いわゆる「未病」の状態で理由が分からずなんとなく気が重くやる気が出ない人がどれだけ多いことか。
心身相関と言葉では随分知られていても、実際にはカウンセリングの場において心と身体はまだまだ切り離されている。
ハードワーカーに多いのが、男性は心疾患、女性は喉もしくは生殖器の不調、対人関係で悩んでいる人は皮膚疾患である。
キャリアコンサルティングの傍らでオプションとして色を選んでもらえば一目瞭然であり、色はその人自身を映し出す鏡であることを如実に感じる。
そして、色を光の鍼として施すことで、単なる光なのに電流のような刺激を感じたり、感情解放とともにリラックス効果を感じる等様々な反応が見て取れる。
個人サロンにボトルを並べてという時代は終焉していて、必要な時に必要な人のもとへ色を届ける機動性に光の鍼は優れていると感じている。
今回の講座も対人支援に携わる国家資格者が参加し、実際に自分の身に何が起こったのか経験を共有してくれることは非常に感慨深い。
対人支援を真剣に生業にしているからこそ、通常のカウンセリングだけでは進まなかった変化を数回の施術で起こすことに効果を感じてくれるのだと思う。
国家資格者になりたい人は多数いるけれど、単なるステータスでなく実際に生業としてクライエントとともに変化を起こせる人は限られている。
試験対策講座で間口を広げるとともに、実際の対人支援で使えるメソッドを浸透させていく、これが私の当面のミッションであると痛切に感じている。