いくら立派な計画を立てたところで、世間の受け売りが根っこにあるとしたら壊れる時はあっという間でもろいものだ。
人生設計とかビジョンとか、キャリアコンサルタントなら本当は言うのかもしれないけど。
もろくて儚いと分かっているけれど「それでもやっぱり始めよう」と思えた時からが本番ではないかと思っている。
同じように考える人は少なくていいし、通じる人は話していると何となく分かってしまう。
理屈でなくて生き様なのだと思う。
身をもって自分のもろさを感じたことがある人は、同じ空気や景色を見ても周囲の反応が後回しになる。
今生きている瞬間に感じられるものを全身で受け止めよう、そんな集中力と狂気が共存するのだと思う。
明日には散るかもしれないから、今日やってしまおう、人をアテにしても明日同じとは限らないから期待せず流れに任せよう。
毎日そんな感じで生きている。
いろんな立派な理論があっても自分の根っこはどの本にも載ってなくて、そこに勝手に踏み込んでくる輩は嫌いになってしまう。
根っこが受け売りでできている人ほどあれこれ指図したがって、ついつい反応し大人げなくイラっとしてしまう。
人と相通じることがあると嬉しくなるけど、それがいつまで続くかは分からない。
「お世話になった」とか「仲が良かった」とか。
常識に自分をしばりつけて壊れてしまった経験がある人間は「あなたのために」と自己満足を満たそうと寄ってくる人間に敏感でまったく信用していない。
あなたのためにはいつも自分のためだし、自分のためには本当はあなたのためなのかもしれない。
一生の親友とか愛情とか言いだす人は大抵人間関係に幻想を抱いていて、離れることを必要以上に恐れている。
いたい時には一緒にいて、違和感があれば離れたらいい。
今日交わっても、明日はもういないかもしれない。
そんな緊張感があるからこそ、凡庸な出会いと関係性に刺激と美しさがもたらされる。
→今日の空
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