「毎朝決まった時間の通勤が向いていない」
「とにかく好きなだけ眠りたいから会社を辞めた」
社会人失格、と思われるかもしれないが、大っぴらに言わないだけでこういう理由で会社に就職しない人は意外と多いと思う。
私も15年勤めた会社を辞める直前はまさにこうだった。
とにかく朝早く夜遅い長時間の通勤が辛くなり、体が悲鳴をあげているのに「ポジティブ」だの「目標設定」だのありきたりの自己啓発にまったく心が響かなくなった。
とにかく休みたい、そして眠りたい。
でも休めないのが日本人？！かつ社会人なんだからという思い込み。
上司から「社会人なんだから」と何回も言われるようになり、優等生からすっかり不良社員に成り果てていたと思う。
自分は何のために働いているんだろう？と疑問に感じたし、これが定年まで続くのかと思うとゾッとして「ポジティブシンキングなんてクソくらえ」ですっかり萎えた。
そんな折、ふと見たフリーランスの方のブログにこのまま記事が載っていたのをいまだに覚えている。
「私は決まった時間の通勤が向いていないし、好きなだけ眠りたいのでフリーになりました、社会人失格です」と。
「同じ気持ちの人がいるんだな・・」とその時は思ったものである。
社会人なんだから朝早く通勤して当たり前、眠るのを削っても働かないといけないに決まってる。
そう当然のように思っていた時代の自分は、とにかく疲れていて窮屈で抑圧傾向だったように思う。
確かに、朝から晩まで真面目に働いてくれる忠実な社員がいれば会社は助かるのかもしれないが、単にその時間だけ出勤すれば給料がもらえる時代はどんどん過ぎ去っている。
何より、心と身体の健康をケアしていくことは社会人とは何ぞや以前に重要視されるべきことだろう。
メンタル不調の人が続出し、心療内科の予約も取りづらくなっている昨今、言えないだけで同じ氣持ちの人も存在するかもしれない。
そんな時は全国どこからでも電話対応をしているので、ぜひキャリアコンサルを受けてほしい。
一般的に真面目に会社勤めできているキャリコンには理解できなくても、通勤が向かず眠りたいからフリーになったキャリコンにならまた違った目線があるかもしれないし。
自分がふと見たブログと同じように、この記事がそういう方にふと届くことを願っている。
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