嫌悪療法という行動療法がある
好ましくない行動や考え方を抑止するために、不快な刺激やイメージを条件反応的に与える方法
今の臨床でどれくらい使われているのか疑問はあるし、内容を聞くだけで「効果はありそうだけど、なんだか危なそう」なイメージがする
例えば、アルコール依存症の患者に抗酒剤(お酒を飲むと氣分が悪くなる薬)を用いたり、不快なイメージや肉体的な苦痛を用いる方法なのだとか
二日酔いの辛さもすぐ忘れるとは言え、毎回飲むほどやけに氣分が悪くなれば、そりゃ飲む氣も起こらないよなと思う
先週は禁酒していたが、1週間ぶりにお酒を飲んだところ、たいした量でもないのに倦怠感や頭痛、目の奥が痛み、復活するのに時間を要した
分かっているけどやめられないのが人間の性
でも、体感ですこぶる調子が良くないと「もういらないよな」と思えてくる
頭で考えて「こうした方がいい」と思っても、人は強い意志だけでは変わらない
体に染み込み、痛みを伴うことでようやく氣づき、行動も変わる
ストレスのない生活で以前に比べて酒量は格段に減ったけど、とうとう嫌悪感まで出てくるとは・・
一年で人生って変わるな、と改めて思う