人は誰でも「本当の自分って何だろう」「自分の才能って何だろう」という自問自答を行う時がある。

私の場合も「生きるって何だろう」「自分は何者なのか」「生きている価値はあるのか」という素朴な疑問からあれこれ片っ端にのめり込んでいる。

とは言え「あなたが本当は何か教えてあげましょう」「あなたの才能が何か教えてあげましょう」という有象無象のセラピストは正直信頼していない。

大抵そういうことを言うセラピストは意識的か無意識的かは別として、自分の投影にクライアントを利用していて、善意の押し付けで「生きる価値をクライアントが持つ」という正論に自己満足しているだけのように感じるから。

自分の存在や才能は自ら見つけるもので、セラピストに代わりに見つけてもらうものではない。

本当に自分の本質に気づいていて、人を導けるセラピストは、クリアであることにストイックで、簡単にクライアントをコントロールできてしまう誘惑に常に立ち向かう勇気ある人だ。

リピート客を作るのであれば不安を煽りコントロールするのが簡単だけど、私が何度もセミナーやセッションで関わる先生達はそのあたりにとてもストイックだと思う。

単なる知識・スキルや肩書きは抜きにして(もちろん最初はそういうのも大事なんだろうけど)、何度も会いたくなる魅力とスピリチュアルへの謙虚な姿勢で、押し付けるでもなく諭すでもなくただただ全力を尽くしている。

今は仕事も好きだしリーマンをやめる気はないけど、もしセラピストになることがあるのであれば私もそんな勇敢なセラピストになりたい。