そして手術へ | 側弯症や日常のあれこれ

側弯症や日常のあれこれ

側弯持ちの母ちゃんです。
側弯症になってのこれまでのことを書いていこうと思います。
ピーク時上104度下47度
術後現在47度

 

 

 
 
 
 

 

 

 

整形外科の中でも一番というくらい大掛かりな手術だと聞きました。

 

 

4時間ほどかかると言われたと思います。

 

 

 

 

 

明日目が覚めたら、もしかすると下半身が動かなくなっていることだってあるかもしれない。

 

 

 

 

そんな恐怖はわずかにありました。

しかしY先生をかなり信頼していたこと。そして何より

 

 

 

私は最強

 

 

 

というわけもわからん自信に満ち溢れていたためそこまでビビっていた記憶はないです。

いや、前日が一番ビビってたかな。

 

やっぱちょっと怖いな。

 

って女子中学生らしい恐怖心を持ち合わせていた気もします。

ところが当日の朝になるともうね

 

 

おらワクワクすっぞ!

 

 

って感じでした。

 

 

手術♩手術♩

 

 

みたいな。この背中とおさらばだ!って気持ちは当然ながら、なんかこう、非日常にワクワクしてましたね。

厨二病ですから。ね。

 

 

 

 

手術前に麻酔科の先生が来られて、吸引か注射のどちらがいいか聞かれました。

吸引の麻酔ってこども病院だけかな?匂い選べるんですよね。ぶどうとか、フルーツの。

 

 

これね、どっちにしたのか覚えてないんですよね〜

 

なんとなく、中学生ですから(ドヤァ)

っていう理由で点滴にした気もするんですが。

 

 

 

 

全身麻酔って本当すごいですよね。

過去に2度経験していますが、急に記憶が飛んで、起きたら全部終わってるんですよ。

 

 

2回目の時ね、今度こそ麻酔かかる時のこと覚えてやるんだーなんて意気込んでましたが完敗。

ぼろ負けでした。

またもや気づけばベッドの上。

 

本当に麻酔の力はすごい。

でもこの効き目を知っているからこそ、恐ろしくもありますよね。

麻酔科の先生ってすごいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手術当日の朝、腸を綺麗にしないといけないとのことで浣腸をしました。

 

 

出産の時もそうでしたが、なんなんですか。浣腸って。言葉のイメージ以上にしんどすぎませんか。

ギャグみたいなノリあるのに実際すんげぇ苦しい。

 

腸の中綺麗にするからね〜

 

つって液入れられてさ、5分経ったらトイレ行ってね〜とかね。

 

あれ5分も耐えられるツワモノいるんですか?

30秒くらいで普通に冷や汗だくだくでした。

 

 

1分ほどで大軍に城壁破られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでいよいよ手術。

友達がくれたぬいぐるみなんかを枕元に置いてガラガラと運ばれて行きました。

笑顔で取り上げられましたけど。ぬいぐるみ。

そりゃそうですね。

無菌状態じゃないとダメですから。手術室。ホコリだめ、絶対。

 

 

覚えているのは運ばれていく私の顔を不安そうに見つめる両親と興奮する私。

たくさんの看護師さんや先生たちの顔。

 

テレビでしか見たことのない状況。

よくドラマや漫画で見る光景。

 

 

 

 

 

 

 

 

興奮です。大興奮。

 

 

 

 

ついに手術室の扉が開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

今でも覚えてるのは、扉が開いたときに見えたあのライト。

 

THE手術室。

 

 

 

興奮がピークに達した私。

あまりにも感動しすぎてつい体を起こして言ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すげぇ!!ブラックジャックみたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの頃ハマってたんですよね。手塚治虫作品に。

 

言った後に困惑・失笑する看護師、先生たちの顔を最後に

それからの記憶がありません。

おそらく麻酔が効いてくれたのでしょう。

ハイになって他に色々言っていたかもしれません。

しかし記憶にございません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻酔よ、ありがとう。