こんにちは。

Sクラス美容外科
代表院長のシム・ジニです ^^

年齢を重ねるにつれて、前頬や頬の外側のボリュームが減少すると、顔全体が平坦に見えたり、頬骨の下やほうれい線周辺の凹凸が以前より目立って見えたりすることがあります。

このような顔のボリュームを補う方法として、ヒアルロン酸フィラーや脂肪注入、コラーゲンの生成を促す注入施術などが検討されます。

その中でもジュベルックボリュームは、注入した製剤で空間を直接埋める効果だけに頼るのではなく、皮膚組織内でのコラーゲン生成を促し、比較的ゆるやかで自然な変化を目指す製剤です。

今回は、ジュベルックボリュームの主な成分と作用の仕組み、一般的なヒアルロン酸フィラーとの違い、施術を検討できる部位、そして施術前に確認しておきたい注意事項について詳しくご紹介します。

 

🔍 ジュベルックボリュームとは?

ジュベルックボリュームは、PDLLAとヒアルロン酸(HA)を組み合わせた組織修復用医療機器です。

韓国国内の公式製品情報によると、ジュベルックボリューム1バイアルには合計200mgの成分が含まれており、そのうちPDLLAが170mg、ヒアルロン酸が30mg配合されています。

承認されている使用目的は、ポリラクチドとヒアルロン酸を皮下に注入し、物理的な組織修復によって成人の顔面のしわを一時的に改善することです。

2つの成分は、それぞれ異なる役割を担っています。

✔ PDLLA

PDLLAは「Poly-D,L-Lactic Acid」の略で、体内で徐々に分解される生分解性の高分子物質です。

皮膚組織に注入されたPDLLAの粒子は、周辺組織に生物学的な反応を促し、その過程で新たなコラーゲンの形成をサポートします。

研究においても、PDLLAがコラーゲンの合成や組織再生に関与し、肌の弾力や小じわ、萎縮性瘢痕などの改善に活用できる可能性が報告されています。

✔ ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、水分を引き寄せて保持する性質を持つ成分です。

ジュベルックボリュームに含まれるヒアルロン酸は、PDLLAの粒子が均一に分散するようサポートし、施術初期にはうるおい感や一時的な物理的修復に関与します。

つまり、ジュベルックボリュームは、ヒアルロン酸による初期の物理的修復と、PDLLAによる段階的なコラーゲン形成の両方を考慮した複合製剤といえます。

 

🧬 自己コラーゲンはどのように生成されるのでしょうか?

ジュベルックボリュームは、注入直後に完成した仕上がりが現れる施術とは、やや異なる特徴があります。

施術直後に見られるボリュームには、注入した溶液やヒアルロン酸、施術後の腫れなどが反映されていることがあります。

そのため、施術直後の状態だけで最終的な仕上がりを判断することは難しい場合があります。

その後、PDLLA粒子の周囲で組織反応やコラーゲンの再構築が徐々に進むことで、肌の厚みや弾力、ボリューム感に変化が現れることがあります。

一般的な経過は、次のように考えることができます。

1段階|施術直後

注入した溶液やヒアルロン酸、初期の腫れによって、ボリュームが補われたように見えることがあります。

2段階|初期の腫れが落ち着く時期

数日から数週間かけて腫れや水分感が落ち着くと、一時的にボリュームが減ったように感じることがあります。

3段階|コラーゲンの形成

PDLLAが周囲の細胞や組織に働きかけることで、新たなコラーゲンの形成が徐々に進みます。

4段階|段階的な輪郭の変化

形成されたコラーゲンが組織内に定着していくことで、肌の密度や弾力、くぼみが気になる部分のボリュームが徐々に改善されることがあります。

そのため、ジュベルックボリュームは、施術直後に大きな形の変化を確認する施術というよりも、時間をかけて比較的自然な変化を目指す施術といえます。

💡 ジュベルックボリュームの主な特徴

✔ 多孔質ネットワーク構造のPDLLA粒子

皮膚組織内に比較的均一に分散しやすいよう設計されています。

✔ 自己コラーゲンの生成を促進

時間の経過とともに、肌の密度や弾力の改善をサポートします。

✔ 段階的なボリューム変化

くぼみが気になる部分のボリュームが、徐々に改善されることがあります。

🔍 ジュベルックボリュームは、どの部位に使用できるのでしょうか?

ジュベルックボリュームは、単にくぼんだ部分を埋めるだけではなく、PDLLAによって自己コラーゲンの生成を促し、肌のボリュームや弾力の改善を目指す施術です。

主に、次のようなお悩みがある部位への施術を検討できます。

✔ くぼみが気になる頬の外側・前頬

年齢を重ねることで脂肪やコラーゲンが減少すると、頬の外側や前頬がくぼんで見え、疲れた印象や実年齢より上の印象を与えることがあります。

このような場合、不足したボリュームを徐々に補う目的で活用されることがあります。

✔ 毛穴・小じわ

コラーゲンの生成が促されることで、肌の密度や弾力が改善し、開いた毛穴や小じわを目立ちにくくする効果が期待できます。

✔ ニキビ跡

へこんだニキビ跡は、皮膚の下のコラーゲンが不足していたり、組織の癒着が生じていたりする場合が多くあります。

ジュベルックはコラーゲンの再生を促すことで、ニキビ跡の改善を目的として活用されることがあります。

ただし、ニキビ跡の深さや形状によっては、サブシジョンやレーザー治療などを併用する必要がある場合もあります。

同じ部位であっても、くぼみや傷跡が生じた原因は人によって異なります。

頬の外側や前頬のボリューム減少が、皮膚のたるみによるものなのか、脂肪の減少や骨格によるものなのかによって、適した施術は異なることがあります。

そのため、気になる部位だけを見て施術を選ぶのではなく、現在の肌状態や顔の骨格、これまでの施術歴などを十分に確認したうえで、自分に合った施術計画を立てることが大切です。

ジュベルックボリュームは、注入した成分によってすぐに形を変化させることを重視するのではなく、PDLLAによって自己コラーゲンの生成を促し、時間の経過とともに自然な変化を目指す施術です。

くぼみが気になる前頬や頬の外側、小じわ、毛穴、ニキビ跡など、さまざまなお悩みに活用されることがあります。

ただし、お悩みの部位や肌の状態によって、適した製剤や施術方法は異なります。

そのため、単に流行している施術を選ぶのではなく、現在の顔のボリュームや肌の厚み、これまでの施術歴、希望する変化の程度などを十分に確認したうえで、施術計画を立てることが大切です。

施術を検討している場合は、医師と十分に相談し、自分に必要な施術部位や適切な注入量を確認したうえで、慎重に決定することをおすすめします。