その女性は
上目遣いで聞いてくる。
「もう終わりにしましょうか」
「もう一杯だけ」
真っ直ぐな長い髪をかきあげ、
まるで無邪気な子供のような
愛くるしい笑顔で見つめてくる。
「相当酔ってますよ。
ちゃんと帰れますか?」
「マスターも飲んで〜」
「やれやれ、、、」
閉店時間はとうに過ぎている。
外はもう朝だ。
胸元の開いた服、
肩がはだけている。
きれいに手入れのされた爪。
真っ赤な口紅。
「はい、カンパ〜イ」
こうしてリズムの終わらない夜は続き
世間の新しい朝は始まるのであった。
BGM/Queen「Killer Queen」