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某月某日
那須ガーデンアウトレットに行く。GAPがあるのだが、置いてある品物がほとんどす
べてアウトレット用の商品。なぜわかるかというと、ブランドロゴに3つの小さい四角がついておりふつうの商品とは明らかに違う。兄弟分のバナナリパブリックも同様だ。

アメリカのアウトレットでもこういう「アウトレット専門商品」はあった。アウトレット用に専用商品をつくり、世界中のアウトレットショップで売ればメーカー側としては商品管理はしやすい。

一方、アウトレットとは正規品であるが何らかの理由で定価で売れないものを廉価
販売するというのが私の認識である。

那須というのは栃木県の北端であり福島県との県境にある。GAPは栃木だと宇都宮
に出店しているが、福島にはゼロ。ということはここのGAPに来るひとの中には商品がアウトレット専用のもので、GAPの正規品とは違うことがわからないひともいるのではないか。まあ、品物と価格は提示されており、正規品ではなくともGAPが作っているには違いないのではあるが。


某月某日
福島県から帰京のため新幹線に乗る。日曜日だったので前もって購入するべく調べ
たら希望時間の電車はすでに満席。1時間前の席を予約する。混んでるんだろうなと
思っていたが案の定ほぼ満席。おまけに後ろの座席には子供連れが4席とっている
ので騒々しいことといったらない。ウォークマンをしていたので音は防げたのだが、
どすんどすんと座席に振動が伝わってくるのには閉口した。隣のおじさんも不快な様子。

子供を連れてグリーン車に乗るのはいかがなものか、という議論は以前にも聞いたよ
うな気もするが福島県内からなら2~3,000円アップだけで済む。家族だと1万円前後
のアップになるのだろうが、無里な額ではない。ただ、いつもより1,500円くらい損した感は否めなかった。


某月某日
なぜか友人と靖国神社の休憩所で飲むことに。ついでに遊就館をみる。こちらは軍事
博物館兼靖国に祭られている英霊の遺品展示場である。上映されている映画を観ると
「靖国史観」に彩られている。例を挙げると、「欧米はアジアを侵略し」たが日本は中国に「合法的な権益を持」っていた、とする。同じ植民地獲得合戦を指しているのにも関わらず。こういうことを中国や韓国は国家的規模でやっているのかもしれない。

尖閣諸島国有化の件で中国でデモが相次いでいるが、大使車の国旗強奪事件など一
連の出来事もふくめ昔だったら軍事衝突の危険性に達していたかもしれない。いまだってデモの余波で日本人の命が失われたとしたらどうなるかわからない。両国ともそこまでエスカレートさせたくないだろうが、日米安保で亡くなった樺美智子さんの例もある。

靖国も国境も近代国家の産物である。当然ながら昔は愛郷心はあったろうが、愛国心
はなかった。新聞と国語ができたから国という観念が共有されるようになったわけだが、人間は厄介な観念をつくったものだ。


某月某日
「一身に三世を経る」という言葉があったが、通信手段の発達はわれわれにもそう実感させる。私が物心ついた頃は自動電話はすでに家にあった。その後プッシュフォンとファックスの普及が次ぐ。

それから携帯電話とパソコンの普及による通信手段の移動化と個人化が幾何級数的
に拍車がかかる。今のスマートフォンとは、携帯とPCの一体化でありこの延長線上に
あるものといえる。

この発展は自分の生きていた時代とシンクロしているためなかなか認識しがたいが、
世界史上の大転換ではないだろうか。個人的には携帯がなかった頃、女性と連絡を
とるのに親が出るかもしれない固定電話にかけるときのドキドキ感は世代とともに消え去るのだなぁという感想が一番なのだが。。。