自分のお葬式に
出てみたいと思わない?
どんな人生だったと
言ってもらいたいのかな。
…私。
ひらやま れいこ 著
「あなたがいるだけで幸せ②」より
「名は良い油に,死ぬ日は生まれる日に勝る。 嘆きの家に行くことは,宴会の家に行くことに勝る。それがすべての人の終わりだからである。生きている者はそれを心に留めるべきである」。(伝道の書[コヘレトの言葉] 7:1,2)
地元新聞の訃報欄を読んだり,故人の生涯や業績に関する記事を目にしたことはおありでしょう。
その時,
『自分ならどう言われるだろう』
とお考えになりましたか。
自分は死後どんな人として人々の記憶に残るだろうか,と。
今日あなたが亡くなったなら,明日,人々はあなたのことをどう言うでしょうか。
聖書の「伝道の書」を書いた賢人は,
「名は良い油に,死ぬ日は生まれる日に勝る」
と述べました。(伝道の書 7:1)
どうして,死ぬ日は生まれる日に勝るのでしょうか。
それは、人は生まれたときには何の評判も築き上げていないからです。その人の経歴は全く白紙の状態です。
その後の生き方次第で,良い評判を得ることにもなれば,悪い評判を得ることにもなります。
その意味で,長年にわたって良い名を築き上げてきた人にとっては確かに,「死ぬ日は生まれる日に勝る」と言えます。
さらに重要なこととして、どのような者として神に記憶されるでしょうか。
「義なる者についての記憶は祝福を得ることになり,邪悪な者たちの名は腐る」。(箴言 10:7)
祝福を受けるにふさわしい人として神の記憶に残る,それは何と光栄なことなのでしょう。