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本当に雑多なことを書き綴る(?)だけです。

 職務発明の特許の帰属を、企業(使用者)にする、という動きがあるよう。それは別にかまわないんだが、ここで問題になっているのは、報奨金の扱い。経団連は、まあ、当たり前ですが、法律で規制されるのは困る、という立場ですね。縛られると多様な場面に対応できない等々・。そんな細かいことを法律で決めなくても、最低でも、利益の何々%以上とする、とか、最低賃金の考え方じゃないけど、そんなんで良い気がしますが(赤字だったらどうするんだ、とかの意見もあるでしょうが)。

 特許庁のHPにこれに関する資料があります。
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/newtokkyo_shiryou8.htm

 職務発明の規定は、大企業では90%以上あるが、中小企業では約8%。しかも、このアンケートでさえ、法人帰属になったら報奨に関する原資を減らすとする企業が30%近く・・。
 現状、今でも技術者(に限らないかもしれないが)の立場が低く、各企業に任せると、あまり良いことにはならなさそうですけどね(色々な企業の追い出し部屋とか聞くと・・)。

 日本という国は資源がないから、技術で何とかするしかないはずなんですが、こういうことを続けてきたせいか、日本の科学力は低下していってます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa201301/detail/1338121.htm




 イノベーション能力1位となってるのに、技術革新力ランキングがずるずる落ちていって25位となってるのは、何か矛盾しているような・・。
 それでも、企業の方ではかなりの貢献が見られますね。これも、上記の特許法の改正等々でどうなるかわかりませんが(微妙だけど、2005年頃から特許出願数が低下気味?)
 まあ、数自体は特許を分割するなどして稼げたりしちゃうんで、基礎特許をどれだけ抑えれるかになるんですが。

 企業(というか経営者)の立場で言えば、確かに、会社の金で研究してるんだから、というのはわかるんですが、幾ら設備やお金があっても、0→1にはできませんからねえ。アイデアだけで、設備なくてもお金になってしまったりしまいますし。ゴアテックスという会社は、自分の処で生産はせず、ほぼ特許のみで稼いでいるんではなかったかな?