はじめに

一般的に、手作りドッグフードは愛犬の栄養摂取、体調バランスなどを整える為に推奨されることが多いです。しかし、実は、愛犬だけでなく、飼い主自身にも嬉しい特典があります。ここでは手作りドッグフードがもたらす、飼い主へのメリットに焦点を当てた説明していきます。

飼い主が得をする3つのメリット

一つ目: 無添加、新鮮な食材を選ぶようになる

手作りドックフードに挑戦すると、もともと作っていた食事アレンジするだけではなく、そもそもの食材を選ぶ時に、添加物や汚染物質を避ける習慣をつけることが出来ます。地元で取れた旬の物、新鮮な食材を選ぶことも意識するきっかけになるでしょう。

二つ目: 環境に優しい、そして低コスト

先進国は食料破棄の問題を抱えています。貴方自身、食べきれない程の料理を作ってしまった際、人と犬の食事を一緒に出来る事は、食べ物をむやみに捨てることを妨げることのみならず、犬のエサを買う頻度を減らすことも出来、結果として節約が出来ます。また地元で取れた旬の食材は安全で安く、それらを用いた手作りドッグフードも、栄養たっぷり、かつ低コストに抑える事が出来ます。

三つ目: 栄養バランスを整えるようになる

飼い主の日々の食事を活かした手作りドックフードは、犬のご飯を多様にし、1週間単位で栄養バランスを考えることが出来ます。飼い主もまた同様で、栄養バランスを考慮した犬の食事を作ることを通し、自分自身の健康バランスを省み、改善することが出来るでしょう。


コントロールアビリティを上げる

手作りドックフードは、愛犬の幸福度を向上させるだけでは無く、飼い主自身をも幸せにします。また上記の3つの理由はいずれも飼い主の人生の食生活コントロールに関わるものです。

少し話は移りますが、”自分をコントロール出来ている”という感覚を持つことは大切だという事にも触れておきます。
心理学では、幸福度は人生のコントローラビリティと比例していると言われています。
また、幸福度と生産性について述べた『パーパス・マネジメント―社員の幸せを大切にする経営』という本では、以下のようなデータを示しています。

幸福度の高い社員の生産性は31%高く、創造性は3倍高い。

幸福度の高い社員の売上は37%高い

ポジティブなムードで仕事をしている者は、離職率が低く、会社への報復的行動をしにくく、組織市民として行動する。

最も幸福な従業員は、最も幸福でない従業員より、活力を感じる時間が65%増える。

幸福度の高い医者は、そうでない医者と比較して平均して2倍のスピードで症状を分析し正しい診断を行う。



終わりに


愛犬への手作りドッグフードは、時間やお金の問題で中々挑戦出来ないという方も多いと思います。しかし、実はコスト節約というメリットはありますし、自身の食生活を中心としたコントローラビリティを向上させ、生産性やスピードを上げる事にも繋げられるのではないでしょうか。時間が無いという方にも、是非おススメしたいです。犬も人も健康な体を手にし、未来へのリスクを共に減らしましょう!