その後、バタバタと間が空きました。
とかげです。

父との最後を備忘録として残します。 

一切の葬儀をしない父の火葬の日は、お別れもやや慌ただしく。

死出の衣はいつも出掛ける時のお洋服だったので、靴といつも使ってた革のセカンドバックを棺に収めました。

これから新宿に呑みに行くって時の装いです。

あとは孫からのお手紙、思い出の写真やお花を入れたらあれよあれよとお時間に。


最後に立派なおでこをひとなでして、お別れです。
大好きだった音楽を流せたのは良かったかな。

認知症がまあまあ進んでる母はそれでも号泣。
孫(私の次女)は、扉が閉まる前に泣きながら「じいじ、バイバーイ!」と2回も言ってくれました。
うん、聞こえたと思う。



待っている間の時間、お庭があったので娘たちや姪っ子と外に出ました。
ちょうど火葬される場所のそばです。
何を思ったか娘のどちらかが「かごめかごめをやろう!」と言い出し、「かごめかごめ」を始めました。声は小さめに…

皆で輪になって手を繋いで歌って、当たったり、外れたり。
場所的に不謹慎かもしれませんが、何だか楽しく遊んでしまって。

そのとき、

(あ、空からお父さん見てる)
って感付いてしまいました。


空が高くて、筋状の薄い雲がいつくか見えてました。その中で目を細めてにこにこ笑ってる感じ。
ご機嫌な時の、恵比寿さまみたいな顔。


なぜ「かごめかごめ」なのか分からくて、それは父がリクエストした気すらしてます。子供や孫が遊んでる姿を見ながら空に昇たのかなって。

うまく説明できないけど、直感でそう思いました。(霊感ないです)


何だかふわふわとした、夢か現かと言うような不思議な空間で、忘れられない出来事になりました。


不思議な事は後日も続きます。