ども、すずきんデス。

アメリカでコロナ禍真っ只中に見つけたシュワちゃん(神経鞘腫=Schwannoma=シュワノーマ略してシュワちゃん)。
手術が無事終わり、約10日間入院生活しました。
その時にお世話になった方々が面白すぎたので、ひとりずつご紹介していきたいと思います。

医師:執刀医じぇーん(あぐれっしぶ版)
すずきんの手術を行なってくれた執刀医じぇーん。
お初にお目にかかったのは約半年前、オンラインでのテレヘルス(遠隔医療)でした。

(オンラインだったのでマスク無しでお顔拝見〜)
細くて大人しめの感じのアジア系医師、、、って第一印象でした。
当時すずきんが手術に難色を示していたので、じぇーんは終始眉を8の字にしながら「気持ちは分かるけど、、、手術した方が良いのよ」と静かに(すずきんのココロに寄り添いつつ)諭してくれました。
あまりに大人しいので、本当にこの人脳外科の先生かぃな?と少々疑ったくらい。

で。
その後1度診察で直接会って。

(マスクしてるけど、相変わらず大人しい印象)
3度めに会った時はもう手術の日。
ハッキリ言って、“よく知らない人”に命を託した感が満載なこの手術。
結果オーライで、手術自体は大成功。
執刀医じぇーんは毎朝8時頃すずきんの様子を見に病室にやってきてくれました。
でも何故かいつも重装備のじぇーん。
手術着の時が多く(誰かの術中に抜けてきたの?!)、おまけに細身のお顔は大型マスクに覆われて更に隠れてるし、手術帽子被ってて髪型も見えない。
すずきんからしたら3回くらいしか会ってない人なので、声も聞き分けられない。(←大体が手術で片方の聴力がゼロになったし)
そして何よりも、、、大人しいハズのその性格が!アグレッシブにーっ!!

執刀医じぇーん:How are you, this morning, すずきん?
すずきん:Doing fine…I guess.
執刀医じぇーん:You look thinner.  You are not eating again.  You MUST eat.
すずきん:I feel dizzy.  I don’t eat because I don’t wanna throw up after eating, you know.
執刀医じぇーん:BUT, you MUST eat.  Here, drink 5 bottles of Protein shakes.
すずきん:Five…I, just, cannot…
執刀医じぇーん:DRINK!!(←叫んどる)


正直に言うと。
意識戻って最初の2日ばかし、すずきんは毎朝やってくるコノ人が執刀医じぇーんって気付いていませんでした。大体が意識がまだボーッとしてたし、大人し版じぇーんと目の前のあぐれっしぶ版じぇーんが同一人物とは思えなくて。
なんか今になって思えば、運転すると性格変わる人っているじゃん?あーゆー感じで、じぇーんは手術着を着るとアグレッシブ・モードになるんじゃないかと思ってる!

じぇーんが一番恐ろしかったのは、すずきんの歩く練習の時。
「歩くのが回復への近道」と、バンバン歩くよう言われておりましたが、すずきんはまだ頭がフラフラで歩くどころか座るのも難しい状態。
入院5〜6日めでようやく歩行器と共にズルズル歩けるようになったけど、まぁせいぜいおトイレまでくらい。(必要最低限な距離)
嗚呼それなのに、じぇーんはハードルを上げること上げること!

執刀医じぇーん:Oh good.  You managed to walk at the hallway yesterday!  How many times did you walk?
すずきん:Once…
執刀医じぇーん:OK, then, today you MUST walk 3 times.
すずきん:Wha…?  How about twice?  I barely walk to the restroom now…
執刀医じぇーん:On the whiteboard, I write down the checklist for you. 3 walks, hallway.  Excluding the travel to the bathroom.  Understood?
すずきん:Ah…yes and…no…?
執刀医じぇーん:WALK!(←また叫ぶ)

(↑白板。やりましたとも、死に物狂いで!)


彼女、叫ぶだけじゃないんデス。
退院前日に知った事実ですが、ある看護師さんと何やら結託してすずきんの歩く練習をプッシュしていたようです。
このお話は後ほど書きます、、、。(この看護婦さんが相当クレージーでした!看護師さんの名前、決めてます。「マダムべとなむミーハン」です。乞うご期待、、、)

とにかく。
執刀医じぇーんは、すずきんが最初思ってた人と退院する頃とは随分印象が変わってました。
「手術着着てる時のじぇーんには要注意」と過去のすずきんに教えてあげたい気分デス。