今年度の説明会第3弾は,
淑徳SC中等部・高等部。
東京メトロ丸ノ内線後楽園駅から徒歩約10分。
学校までは落ち着いた住宅街で,
閑静な雰囲気という表現がピッタリ来る
新緑がまぶしい。
隣にある伝通院は建てられてちょうど600年になる,古式ゆかしいお寺。
少子化の時代で男子校・女子校であった学校が共学になっていく中,
女子校であることにこだわり続けている学校だが,
建学者が尼僧という源流を考えると,それも納得。
校名にある「SC」とは,Successful Career(サクセスフルキャリア)の略称。
「よりよく生きる」と訳されるようだ。
紹介された中でとりわけ面白かったのが,
「DFL」というプログラム。
これは,”Design the Future for Ladies”の略称で,
6年間を通じて女性としてのあり方を考える授業のようだ。
発達の段階に応じて,各学年ごとに異なるカリキュラムが用意されている。
たとえば中1では,
「妊婦体験」として5kgのリュックを背負って歩いたり落ちている物を拾ったりと,実際に妊婦さんの苦労を疑似体験するのだとか。
こうした体験を通じて,女性としての「自己理解」を深めていくのだという。
中2では,
「家族ロールプレイング」といった取り組みを通じて,
「他者理解」を深める。
中3では,「社会の中の女性」をテーマに,
発展途上国と先進国の間での女性の教育格差や,
仕事と子育ての両立の大変さを学んで行く。
近現代で活躍した女性の履歴書を作る,というのも面白そうだ。
こうした一貫性のある取り組みは私学の女子校ならではのもの。
実に興味深い。
学習面では,検定対策の力の入れようが際立つ。
検定1週間前から実施している「朝勉」では,
7時半から8時までの30分間を検定対策の授業に当てたり,
0時間目に演習プリントに取り組んだりしているということ。
検定模試まで実施するとは,先生たちもなかなかに大変だ。
1年で英検4級・3級に続々と合格しているのだから,
この取り組みは仕組みとして成功しているということだろう。
募集について見ると,目を引くのが中学校入試。
英検・数検・漢検4級を取得していれば奨学金給付のある特待生合格。
英語入試も始まるようで,英検4級から5級レベルの問題で国語との2教科受検を選べるようだ。
今後は中学受験で英語が必要になる時代になるのだろう。
高校入試でもAO入試を実施するというように,
生徒集めに工夫をしているようだ。
「女子校ならでは」「少人数制ならでは」「仏教ミッション校ならでは」という特徴を活かした教育がもたらすものを期待したい。
校長先生が言っていたように,
「変えてはいけない部分と変えていかなければならない部分がある」
というのは,学校にとって物凄く大事なこと。
その見極めがなかなかに難しいことなのだろうけど。
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/School Post編集部