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【受験生応援メディア】スクールポスト編集部が行く!!

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今年度の説明会第4弾は,
東京都市大学等々力中学校・高等学校。
昨年も来て,好印象を抱いたものだ。


東急大井町線等々力駅から徒歩約10分。
駅から離れれば静かで落ち着いた雰囲気の住宅街。
緑の香りが漂ってくる街並みだ。
東京都市大学のキャンパスのすぐ隣に位置しており,
一見どっちかわからなくなるが,
制服を来ている生徒がいる方が,中学校・高等学校。
当たり前だけど。


元々は女子校だったところが,東京都市大学の附属に入った
という経緯の学校。
noblesse oblige(ノブリス・オブリージュ)を理念に掲げ,
共学化して6年が経過。

校長先生のオープニングスピーチは,
この6年間の経緯と今後の展望が中心。
学習指導と生活指導の基本スタンスを中心に話されていた。

特に印象的だったのが,
「卑怯なふるまいをする事」を“学校のタブー”としているというお話。
その具体的な行動として
①弱いものいじめ
②嘘をつくこと,ごまかすこと
を挙げていた。
特にいじめについては,
「複数で,継続して,暴力や圧力を加えること」
という定義を示しているあたりは,さすがだと思わされる。
全教員が共有して生徒指導に当たっているという。
こうしたスタンスには,「さすが私学ならでは」とうならされる。

双方向型授業は健在。
昨年以上に練り込まれているようで,
具体的なカリキュラムや授業計画のレベルにまで落とし込まれており,
レベルの高い内容となっている。

いまやどの学校でも導入が当然となっている感のあるICT教育。
もうじき全教室に電子黒板の設置が完了するようだ。

時代の流れを先取りするような形での学習指導がされているといっていいが,
興味深かったのが,
欧米型のように「なんでもかんでも主張すればいい」というのが行き過ぎるはいかがなものか?
という校長先生のお話。
言いたい事があった上で,それを我慢するのも一つのあり方ではないか?
というもの。
旧来の日本型教育ではそうした部分を重視してきたし,
そのこと自体は決して悪いものではない,
という見解を述べられていた。
これについては大いに賛同。


中学入試のS特選の問題について,
出題意図や問題タイプ別の正答率,傾向と対策などが教科ごとに解説されていた。
国語の問題の素材となっている文章が面白く,
ついつい読み入ってしまっていたため,
せっかくのお話を聞き漏らした箇所も・・・orz。
ちょっぴり反省。

授業方針についても触れていたが,
全教科に渡って,授業内容に相当の工夫が凝らされているのがよくわかる。

高校での英語は,音読を重視し,週に100回音読をするとのこと。
語彙力強化の手法として実施している単語テストは,
クラス対抗,部活対抗とし,
競争心をかきたてることで,学習意欲を引き出している。
実にうまいやり方だ。

国語では,
「作問・解答ディスカッション」
「和歌作者なりきりプレゼンテーション」
「要約力養成ギブス」
といった各種の手法を取り入れており,
聞いただけでもワクワクさせられる。

数学も,生徒たちが問題を作成しお互いに解答し合うという,
ユニークな方法を取り入れているようだ。
これは,特に応用問題へのアプローチや論理的思考力を鍛える上で有効だろうと思う。

社会も「ジグソー法」を取り入れた授業スタイルで,
史料から考察するというアカデミックな内容。
こういう授業なら,歴史を嫌いになる子は少なくなるのではないかと,
勝手に期待している歴史好きのワタクシめ。

そして,理科はとにかく実験・観察中心。
授業は毎時間必ず,実験・観察を行い,
知識のインプットは家庭学習で行う。
うまくはまれば,最高のカリキュラムだ。


総じて感じるのは,
「独りで自習できるような内容は授業では扱わない」
「授業は授業でしかできない内容にする」
そんな強いメッセージ。


これだけの取り組みをしているのだから,
大学進学実績が伸びているのも,充分過ぎるくらいに納得もいく。

受験実績をあまりアピールしない姿は,
個人的にはとても好きだ。

実績を軽視しているわけでは決してないだろうが,
大学合格を”狙い撃ち”にするような授業ではなく,
”骨太の学力”を鍛えるための指導をしているのは非常に好感が持てる。
これから先の進化が実に楽しみだ。



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/School Post編集部