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今年度の説明会第7弾は,
山脇学園。
6年制の中高一貫の女子校だ。

山脇学園_校章


東京メトロ有楽町線ほか永田町駅から徒歩約10分。
都心の中でも高いビルが建ち並ぶエリアだが,
大通りから1本路地に入ると,玄関が見えてくる。
夏の日差しに緑が映えて目に優しい。

山脇学園_玄関植え込み


エントランスは重厚かつおしゃれな雰囲気。
まるでヨーロッパのお城のようだ。

山脇学園_玄関


校舎の建て替えも終わり,新しい建築物特有の匂いが充満している。
中の写真は後ほどのお楽しみ。

山脇学園_校舎


校長先生のオープニングスピーチは,「2020年問題」について。

最近,多くの中学・高校でもしきりに聞かれるようになったが,
「2020年問題」とは,ひらたく言えば,
大学入試制度の大幅変更にまつわる問題のこと。
センター試験の廃止に代表されるように,
大学入試が「覚える」型から「考える」型に変わっていく。

経済でも教育でも,日本は世界に遅れをとっており,
アメリカへの留学生は,中国の14分の1,
アメリカからの留学生は,中国の2分の1と,
それを裏付けるデータもある。
2020年問題は,政府,文科省の危機意識の表れだという。


実際には,入試を変える大学もあれば,変えない大学もあるだろうが,
スーパーグローバルユニバーシティに指定された大学38校をはじめ,
変える大学が多くなると見られる。

となると,
私立の中高一貫校も,大学入試を追いかけているだけではもはや生き残れない。
校長先生の言うように,
グローバルリーダーを育てることができる学校だけが選ばれる,
ということになる。

ここからの5年間で高校が,それぞれの個性を活かしながら,どう改革を進めていくのか,
非常に気になるところ。


山脇学園について言えば,
解決すべき課題を発見し,発見した課題に諸学問の成果を使って課題を解決する,
という「未来創造型」の教育を進めていくという。

2009年から推進してきた「山脇ルネサンス」で
開始した様々な教育プログラムは,
まさにそれを目指したものだという。

一方で,知識なき議論は空虚であり,
従来型の知識・技能の伝授は依然として重要。
そこで,知識・技能を教える授業を効率的に行えるように,
全教室を電子黒板化したのだという。

知識のインプットを短時間で行うことで
アクティブラーニングの時間が増えたようだ。
実際に授業をしている先生も実感しているとのこと。


前述の「山脇ルネサンス」は,
元々短大のものであった設備を中学・高校に転用し,
最高水準の学習環境を整えるところから出発している。

その結実として誕生したのが,
イングリッシュアイランドとサイエンスアイランドの2つ。
それぞれ,英語,理科の最高水準の教育施設と言ってよいだろう。

特にイングリッシュアイランドは,イギリスの町並みを模した空間で,
生徒たちはここでお茶を飲みながら,常駐するネイティブ教員と英会話を楽しめるという。
そりゃあ楽しいに決まっている。
いいなあ。

実際に,これに魅かれてこの学校を選んだ子も多いようだ。
うん,なるほどごもっとも。


そうそう,忘れちゃいけない。
来年度から発足する「クロスカルチャークラス」も非常に楽しみ。
通常のクラスとは別に設ける40名編成のクラスだ。

帰国生入試は従来より枠を拡大して20名を募集,
加えて,帰国生以外にも,一般入試で20名を募集する。
こちらでは,国・算・理・社の試験とは別に,英語の入試も行う。

このクラス設置の狙いは,ずばり「多様化」。
将来のグローバルリーダーにとって,多様性理解が必須となる。
そのため,
異なる価値観・背景を持つ生徒が集まり,
躊躇せずにコミュニケーションを取れる力を育むのだという。


最近は他の学校でも頻繁に見られるようになったが,
いよいよ,中学入試でも英語が使われる時代が到来しましたか・・・。


さてさて,説明会後には完成した新校舎の中を案内して頂いた。


廊下はベージュとブラウンの市松模様と,なんともオシャレ。

山脇学園_廊下


教室を出てすぐのスペースには
白のカフェテーブルと椅子。
休み時間にはここでおしゃべりを楽しむわけだ。

山脇学園_教室前


他にも,きれいな階段室もあったけど,
折しもちょうどお昼休みに入るところ。
カフェテリアへとダッシュする腹ペコお嬢さんたちの
それはそれは元気な声が上階から聞こえてきたので,
跳ね飛ばされてはかなわんと,
撮影を断念して早々に退散。


これが山脇学園のシンボルの白塔。
屋上がカッコ良い。

山脇学園_白塔


というわけで,
見れば見るほど,うらやましくなる学習環境。
ワタクシめは,ただただ己のXY染色体を恨むしかないのでした。