こんにちは。

少し前まで、私はイイネとかコメント、メッセージ全般受付停止にしていました。

最近心の変化があり、それらの解除をしました。

その中で、以前私の書いた記事に対してのコメントを頂きました。★

『僧帽弁閉鎖不全症・心肥大・結石 etc .』こんにちは。今日は嬉しいご報告を頂いたのでそのことについて。読者の皆様とこの喜びを分かち合いたいと思います。こんにちは！ママさんのブログを読んでいた、い…

ameblo.jp

2021年5月の投稿の記事です。。

随分昔～～。笑　

改めて私も熟読してしまいました。爆

僧坊弁閉鎖不全で
心臓の薬、利尿剤と飲んでいます。
詳しい知りたいのですが、、どんな治療なんでしょう？

と言うコメントでした。

私の返信は、

こんにちは。
私のブログを見てくださってありがとうございます。
ただ、詳しく色々な記事を読んで頂くとご理解いただけると思いますが、簡単に2～3行の質問ではお答えできません。
何故なら、西洋医学的な診断名が同じでも、そのこそのこでそうなった原因がみんな違うからです。
西洋医学は治そうとしていません。症状を抑えることを目的としていますから、診断名が同じだと同じ薬での治療になりますが、東洋医学は違うのです。体の持っている本来の治る力を最大限に発揮できるように土台をつくり自らの力で治ってもらう手助けをするというイメージです。

私の記事に対する質問、totoro09061026さんだけでなく、本当に、うちの子○○なんだけどどうすればいい？って聞いてくる方多いですというか殆どがそんな感じ。。
でも、犬種、性別、年齢、性格、今までの病歴、うんちスコア、おしっこスコア、BCSスコア、食事内容、おやつ内容、水分摂取量、主訴内容、散歩量、、、その他にこれらを聞きながら、さらに詳しく色々伺う。。それが最低限のスタートです。

なので、ご質問にはお答えできません。
もし今の西洋医学での治療に疑問や不安があるのであれば、私が勉強している母体であるプラーナ和漢自然医療アニマルクリニックの森先生に受診してみてください。先生は、往診もしてくださいます。
九州にも四国にも沖縄にも北海道にも、、往診しています。

ということでしたが、、、。

私もある意味成長していないのか？とちょっと反省する部分もありまして。。笑

コメントとその返信となると、ともに一方通行で、文字数制限などもある中でのやりとりです。実際詳しく伺いたくてもうかがえない、本当に難しい話です。笑

他の方のブログを見ると、もっと他愛のない挨拶みたいなコメントが多いのですが、私のブログは逆にそんなコメントはほぼないです。

で、、今日は私の書いたコメントにちょっと補足的な話ができたらいいなって思いまして記事を書くことにしました。

まず、ご質問者の方は、、「治療」という言葉を使っていらっしゃいます。

確かに。。西洋医学では、受診して診断していただき、治療が開始されるのが一般的な流れです。積極的な治療を行う場合もありますが、殆どは投薬による治療ではないかと思います。

私は大人になるまで、風邪をひくと内科受診していました。勿論、自宅静養で良くなる場合もありますし、市販薬で様子を見ることもありますが、市販薬よりも受診して処方していただく薬の方が効き目が良いような気がしていました。

さて、それから医者の友人から風邪なら耳鼻科がいいよとアドバイスされたのです。

私は風邪で耳鼻科にかかるという習慣がなくてびっくりしましたが、根が素直な私はそれ以降風邪をひくと耳鼻科受診しています。笑

耳鼻科では、受診して、投薬するだけでなく、吸入したり、、治療をしてくれるので、そのワンステップだけでも追加アイテムがあるのは早く良くなるような気がします。笑

話が脱線しましたが、、(←いつものこと)

治療とは。。

治療 - Wikipedia

ja.wikipedia.org

病気やけがを治すこと。病気を治癒させたり、症状を軽快にさせるための行為のことである

と記載されています。

ただ、「治す」のとらえ方が実際は違うと言うか、西洋医学的な「治す」「治った」という状況が正しく患者さんに伝わっていないと私は感じています。

私自身、くぅのカユカユについては、カユカユが始まった7歳くらい。半年に一度くらい痒みがでて、短期投薬によって症状が治まると治ったと思っていました。

それを繰り返し頻度が上がってきて、結局皮膚科専門医受診した際に、先生に治った、完治したのではなく、症状が治まっただけではありませんか？と問われて、初めて私が勘違いしていたと気づいたことがありました。

西洋医学では、病気の診断は検査に因って。そのデータから分類します。西洋医学は分類学です。ですから、動物病院は違いますが、人間の病気は、分類されて、沢山の「科」に分かれています。その中でも、○○病の専門医がいたりして、初診で罹るときに一体何処の科に行けばいいのか判断できないくらいです。

分類学的に分類して、診断名が出ると、その病気にはこのような治療があるというレールが敷かれていてそのレールの上を渡っていくような治療です。

時にはレールは枝分かれしていることもありますが、研究などから、その症状に有効な治療方針、投薬方針が打ち出されるのです。そして、その治療を行ったあと、再度検査をして、データ的に改善が見られれば、ヨシとして、経過観察となり、最終的には治療終了をもってまぁ治ったということになるのです。

ただ、私が勉強している中で出会った考え方は全く違います。

まず、病気というのは、健康ではないことで、未病を含めて考えます。

例えば、何となく調子が悪いと感じるのも病気です。西洋医学でみたら、どこも悪くないですよ。疲れているだけじゃないですか？しばらく安静にしていてください。

と言われるかもしれません。でも、それがずっと続くような人もいますよね？

何となく調子が悪いのではなく猛烈に調子が悪くてしんどくて動けないけど、西洋医学的に言うとどこも悪くないといわれてしまう人もいると思います。

病気とは、そもそも。。。

病気になるまでの、生活習慣や食事、水分摂取、運動、、などに間違っている部分があるから、なってしまうのです。

でも、些細なことですぐに病気になってしまうと大変なので、神様が免疫力というものをあたえてくれていて、体の中では些細なトラブルは解決して病気にならないようにしてくれています。

それが整いきれなくなった時が、病気の発覚です。

経絡漢方講座では、見える病気と見えない病気があり、必ず病気は見えないところから始まると学んでいます。そして見えない病気が進行すると見える病気になるし、見えない病気というのは機能変化であり、西洋医学的には診断もつかない部分です。機能変化は数字では表すことができないので分類できないのです。例えば血の流れが悪いとか、水分不足だとか、色々です。

血液の成分分析はできますが、血の流れが体内で隅々まで澱みなくサラサラと流れているか？という流れまでは検査できません。でも成分より、流れが大切だったりするのです。

何故なら、血は栄養と酸素を細胞に届け、不要物を回収している。

体は細胞で構成されていますから、栄養が届かなければ、その細胞は死んでしまいます。

成分が多少問題ありでも、血が届かないよりは届いた方が良いですから、サラサラの流れやすい血にしておく必要があります。

水分摂取が大切ですし、血液の粘性を高めるような脂質や糖質は控えるべきです。

つまり、日常の生活が大切。特にワンちゃんは、自分で蛇口をひねることもできませんし、食べ物も自ら捕獲して食べるわけではありません。

飼い主が全てを握っています。

また、個体によって、身体が違うので、当然ほかの子はこのフードで健康でもうちの子には合わない場合もあります。合わないことが殆んどです。

なので、水分摂取量や運動量の最適は飼い主がワンちゃんを観察して、健康であれば今のままでいいし、もし何か問題があれば、少しずつ調整していくことが大切なのです。

そして、日々ワンちゃんの体は変化していますから、昨日までこの水分量で良くても今日は駄目かもしれません。そのことも頭に入れながら、生活することが大切です。

質問が、どんな治療ですか？と言うことでしたが、治療というより、今までの生活の様子や現時点でのワンちゃんの体を触診して、脈診や経絡検査を通してどこに問題が起きているのか探り、問診やその他すべての情報をもとにして、飼い主さんのワンちゃんとの関わり方も考えて、出来る範囲での生活習慣の改善をしていただく。

その生活習慣の改善というのは、治療という感じではありません。

食事の見直し、生活環境の見直し、室温の管理など、水分摂取の見直し、運動の見直し、ワンちゃんの性格なども見極め飼い主さんのかかわり方の指導。。。みたいなところです。

よほど、緊急や重篤でない限り、投薬は無いです。

それでひと月くらい経過すると大抵のワンちゃんは主訴の改善が見られます。

しっかり先生の指導を守っていれば、、、ですが。。

先日森先生が、無料相談にきた飼い主さんに普通の診察の様にしっかり診て、市販の漢方薬を飲ませるように指示したそうです。

その飼い主さんがしばらくぶりに来て、悪くなったとおっしゃった。

先生が、薬飲ませていますか？と聞くと飲ませていないという。。市販漢方を買うことは買った。裏面を読み、何が入っているのか調べたら、「附子」という「トリカブト」が入っているので素人考えで与えてはいけないと思ったみたいです。でも、市販の漢方ですから、減毒してありますし、問題ないのですが。。

指示したことをしっかりやった上で治らないのではなく、指示したこともやっていないのに「悪くなった」と言われても困ってしまいますよね？

見えない機能変化から始まる病気が見える病気になった時には西洋医学的な検査データに現れてきますし、その病気が臓器そのものの変化になって現れます。それは、臓器にストレスがかかって整いきれなくなっている状態です。そのストレスを取り除いてあげれば、ストレスによってできた病変なども収まっていくことが殆んどです。それ程に、生体は自ら整う力が備わっているのです。

その整う力を整体力と言いますが、その整体力を手助けしてあげて、最大限に働いてもらう。食事その他で整いきれない時には漢方や生薬の助けも借りながら、あくまでも治る力のサポートです。

なので、、「治療」という分類になるのかちょっと疑問です。

こんなことで治るものか？

とおもう飼い主さんも多いですし、あと、飼い主さんがこんな地味な作業をずっとし続けなくてはならないということです。毎日の食事は実際大変ではあります。フードを袋から出して与えるだけなのとかかる手間暇が全く違います。しかも治ったからといって、また食事その他の生活習慣を戻せばまた、それがストレスになり、再発してしまいます。

ある飼い主さんが森先生に罹り、肝臓数値が改善。卒院になりました。

その飼い主さんが先生に質問したそうです。

「いつから以前の食事にもどしていいですか？」と。

期間限定で治すためだけに食事を作っていたけど、以前のフードにもどして、おやつもジャーキーをあげたいというのです。ジャーキーが好きだから。喜ぶから。と。。。笑

飼い主さんの考え方ですね。

ずっと健康でいて欲しいのであれば、健康になれた食事を続けるべきだと私は思います。ですから、くぅみどは森先生に出会ってからは、もうずっと手作り食。

フードには戻れません。

ジャーキーやアキレスも沢山あげていました。でも、勉強してからは一切与えていません。

健康でいることがワンちゃんにとっても幸せであると私は思っています。

ワンちゃんの食べ物や水や散歩や生活環境全てを握っているのは飼い主さん。そしてそれらがその子にあっていないから、ストレスがピークになり病気になっています。

間違っているというと気分を悪くする方もいると思いますので、、訂正しますね。

間違っているわけではありません。たまたまその子にはちょっとストレス過多であったという感じでしょうか？

小倉重成先生の本「自然治癒力を活かせ　▲難症治療の決め手」の中にある一節。

もともと病気が治るということは、病人みずからの生命に本来そなわっている回復力によるものであって、医師の治療や薬品の作用はそれを補助し促進させるものに過ぎない。われわれは一人残らず、先天的に絶大なる生命力をあたえられているのである。その生命の働きのなかに、つねにみずからの心身の歪みを復元し、己が生体を損なう内外の敵を克服する力が備わっている。いわゆる「自然良能」と言い、「自然治癒力」と呼ばれるものがそれである。したがって、この力を大いに伸ばし発揚できる態勢に、常にみずからを保つことが健康の基本となる。

とあります。

病気になった時には、是非それまでの生活習慣などを見直し、そのどこかを必ず改善していただきたいです。またシニアになっていくということは全てが整いにくくなっていくことです。

ワンちゃんは人間の4～5倍の速度で老いていきます。見かけは変わらなくて確実に老いていきます。そのライフステージごとに食事や環境や散歩の量や質は変えていく必要もあるのです。

間違っているのではない。

今のその子にはストレスになっていてそれが病気の原因。

原因を取り除けば、整体力で整っていく。

自分は正しいと思っていても間違っていることもある。

治療じゃないんです。(#^^#)